Some day, somewhere。そこにはとても儚げなお姫様がいたの。美しいお顔に素敵なスタイル。でもお姫様は物静かな性格で、恥ずかしがりや。煌びやかな宮廷での生活よりも静かな自然と戯れるのを好むような、そんな人。
でもそんなお姫様もお年頃。あるとき、一人の騎士に恋をしたわ。りりしい顔に優しげな笑顔。目にあふれるのは忠誠心。…でも内気で恥ずかしがりやのお姫様はどうしてもその思いを伝えることが出来ず…思いつめて思いつめて。でもどうしても想いを伝えられなくて。…心が壊れてしまったの。
お姫様は明るく活発になったわ。元々美しい容姿にバラ色の微笑を乗せて、話口調も軽やかに、周り中を魅了していったの。そうして素敵になったお姫様は様々な人から求愛を受け、愛され続けて素敵な一生を送ったの。壊れた心のままで……