都合のいい言い訳は思いついたかしら?

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623org00m300065000c.html
情報漏えい関連のお話よ。


http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623org00m300065000c.html より
トーマツ
顧客情報4000件紛失も1カ月半通知せず

監査法人最大手の「トーマツ」(本部・東京都港区)が、監査手続きのために預かった会社の顧客情報約4000件のデータが入ったパソコンを紛失しながら、1カ月半も被害者に通知していなかったことが分かった。

まぁ素敵。むしろ「やむを得ず通知せざるを得なくなった背景」のほうが、あたしは興味あるわ?


http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623org00m300065000c.html より
同社は22日に問い合わせ窓口を設置したが、ホームページで「現時点では問題は一切発生していない」などと釈明している。
ほーっほっほ。これはつまり「現時点ではわが社が法的に訴えられて面倒なことになるっていう問題は一切発生していない」ってことかしら?
まさか万が一にでもよもや「お客様の情報は悪用されてない」って意味じゃないわよねぇ?


http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623org00m300065000c.html より
同法人によると、5月8日夜、このデータを保存したパソコン(ノート型)を担当者が社外に持ち出した際にカバンごとなくなり、同日中に所轄の警察署に紛失届を出した。
あらあら。基本に忠実なお話だわね。


http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623org00m300065000c.html より
通知が遅れたことについて同社は、「住所や電話番号がないため、特定の個人が識別される個人情報に当たるかどうか、商社や弁護士と協議していた。6月7日に金融庁に届け出をし、公表を指示された」という。
そうねぇ。

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623org00m300065000c.html より
データは、先物取引などを業務とする商社から預かったもので、顧客の▽法人・個人名▽コード番号▽口座の期末残高−−が入っていた。約4000件のうち、個人が約3850件に上る。
っていう前提があってなおここまで逃げ切ろうとする根性だけは…ほめてもいいわ。逃げ切れるんなら。

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623org00m300065000c.html より
パソコンはまだ見つかっていないが、同法人は「多段階のセキュリティー設定をしてあるので、お客様情報が取り出されて外部に漏えいする可能性は低い」と説明。
まぁ。「多段階のセキュリティ」っていうのは、それはもしかしてサイバーノーガード戦法とかカカクメソッドとかそういう「多段階セキュリティ」かしら?
だいたい、このご時勢に

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623org00m300065000c.html より
同法人は「今後は顧客の執務室内での利用にとどめるなど、再発防止に努めたい」としている。
とかっていう「いままでちゃんとその辺の規定をしてなかったのかしら?」って突っ込まれるような会社の「多段階のセキュリティ」なんて誰が信用するっていうのかしら?


どうも、経営系の方ってこのあたりが甘くなりやすい傾向が強いのよね。なんでかしら? やっぱり「マイルールを貫いてやってこれた」っていう実績の賜物かしら?
そんな方々には、とある女社長の言葉を謹んで差し上げるわ。
「過去の栄光なんて角砂糖ひとつほどの栄養もないのよ!! そんな無駄なものは一日で忘れなさい。」