恣意的なモノを感じるわねぇ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0402/20/news014.html
愚かな記事ではあるんだけど。なんか恣意的な方向性を感じてならないのはあたしの気のせいかしら?
まず事実関係をはっきりさせておきたんですけれども。Linuxにかなり深刻なセキュリティホールが発生したのは紛れもない事実だわ。他のサイトの記事で「最近発表されたWindows脆弱性は今回のLinux脆弱性よりもより深刻だ」っていう主旨の記事が出ていたけど、それは関係ないと思うの。今回のセキュリティホールがかなり問題が大きいことは事実だわ。その事実は真摯に受け止める必要があるべきものだわ。
ただそこから先の話の持っていきかたがどうも気になるのよねぇ。


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0402/20/news014.htmlより
Linuxカーネルで過去3カ月にわたって毎月深刻な脆弱性が見つかっていることは、「オープンソースソフトは監視の目が行き届いているためセキュリティホールが発見されやすく、従って安全性が高い」という理屈に疑問を投げ掛けるものだ。実際には、開発者の大部分は古いコードを見直すことなど好まないと、ハガー氏は指摘している。
この発言自体にはどこにも間違いはないわ。ただ、タイトルをもう一度見て欲しいの。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0402/20/news014.htmlより
相次ぐ脆弱性で問われる「Linuxは安全」論
この二つを組み合わせると、通常連想されるのは「Linuxは実は安全ではない」という方向性への感覚だわ。
そうねぇ。ここにもういくつか、悪意のある見解を付け加えてみようかしら?
Windowsのソース流出とそれにまつわるセキュリティ上の危険の可能性を示唆するニュースと、指摘から半年経過でようやくフィックスした(のかしら? 本当に)セキュリティホールのお話と。そしてWindowsがまたLinuxなどに対して攻撃をして「Windowsの方が優れてる」って言い出しているあたりと。


恣意的なモノを感じるっていう意味が分かっていただけるかしら?
Linuxが安全だといわれてるのは、別に「セキュリティホールがないから」ではないわ。「問題が出たときに、大勢がよってたかってそれを叩き潰す」から結果的に「比較的早く問題点が(臨時対処であるにせよ)つぶせる」ことにあるの。実際に今回も数日という単位で消化できてるわ。
でも、この記事は明らかに違う方向に話を誘導しようとしてるの。このサイトって、Windowsへの提灯記事を書きたがってるライターが大量にいるのかしら?
自分で雇った悪役を女の前で倒したふりをして格好をつけようとしても、それで喜ぶような女は安いメスだけだわ。本当の女は、そんな嘘はたちまちに見抜いてしまうの。もっと程度の高い男になって御覧なさいな?