基準とか立脚点とかってのはどこにあるのかしら?

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html
とっても素敵なBlogを、今更ながら拝見いたしましたの。
もしかすると、いつか削除されてしまうっていう可能性もけっして0ではないと思うの。だから、ちょっと長めに引用をしてみるわ?

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
堅すぎる車掌さん

あらあら。タイトルからしてちょっとドキドキだわねぇ。一体なにがどんな風に「堅すぎる」のかしら?*1

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
先日、北九州市に講演に行った帰り。一旦、小倉から福岡に戻り、そこから飛行機で東京に帰るつもりで新幹線に乗ったのだけど。

そうねぇ…ここだけで「どんな風に堅すぎるのか」想像するのは…ちょっと難しいわよね?

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自由席の切符で乗っていたら、たまたま車掌さんが来て、「ここは指定席だから、自由席に移ってください」とのこと。

なんていうのかしら………360度どの角度から考えても「真っ当で常識的で普通でまっすぐな」内容よねぇ?
しいて言えば…「とにかく座ってたんだから金払え」とか…そのあたりに落ちるのかしら?
って思ってたら…予想をはるかに超える、素敵な方向に話は進んでいくの。

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
「でも、わずか十数分のあいだだから、それくらい見逃してくれてもいいじゃないか」といったけど、「駄目だ」とのこと。

まぁ素敵。そうよねぇ、車掌さんも、これくらいのこと、目をつむってもよろしいんじゃなくってかしら?
もちろん「大抵の人はその僅かな時間のためにちゃんと対価を払っている」わ?
あらゆるものは基本的に「それに見合う対価」ってのがちゃんと存在するものですし、それに対して踏み倒すとかそんなお下品な行動、行うどころか発想すらしないものだとは思いますの。
でも、思いついちゃったんですもの、きっと。だとしたら、やっぱり「見逃してくれよぉ」って懇願してみるのもまた一つなんじゃなくってかしら?

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
「それじゃあ」と立上ったら、隣りはグリーン席。そちらのほうがはるかに楽、と思って乗っていたら、先程の車掌がまた来て、「ここはグリーン車」ですと。

そうよねぇ。指定席がNGだとは聞いたんですけれども、グリーン車がNGとはいわれていないんですもの。
しかも、ちゃんと一度は相手の、ごく真っ当ではあるものの杓子定規な発言にも従って差し上げたのよ? この次はこの愚かで無知蒙昧で度し難い老人の妄言に首を縦に振って差し上げるくらいの度量があってもよろしいんじゃなくってかしら?*2
でも、この御大はとても素敵ですの。Blogでは、わざわざ太字で大きく、ご自分の意見をはっきりとおっしゃってるんですもの。

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
そんなことはわかっているけど、

ええそうよ。車掌さんのお話が、どんな角度から鑑みても至極真っ当でなんの反論の余地すらもないものであることくらい、スライムにもスケルトンにも劣るこの老人の脳みそでも理解くらいはできるはずよ?

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
いまさら自由席に行くのは面倒くさい。
それに広い車輌に乗っているのは二人だけで、あとはガラ空き。

あらあら。そんな状態ならなおさら、お目こぼしの一つくらいは欲しいって思うのが餓鬼界*3の住人の基本的な発想よね?
だのに、そんな哀れな老人に、実直な車掌はこんなひどい発言を投げかけているの。

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
「もう直ぐ着くから、ここにいても、いいじゃないか」といっても、「駄目だ」の一点張り。

ちょっと酷過ぎるんじゃなくってかしら?
そんなまっすぐな一言を言ってしまうから、

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
そこで、「君きみ、これくらいは大目に見るものだよ、本当に融通がきかないね」と説教して立上り、デッキに出たら、途端に福岡に到着。

なんていう風に、お説教をされてしまうのよ?

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/post_8.html より
この車掌さん、職務に忠実といったらそのとおりだが、過ぎたるはおよばざるがごとし。もう少し時と場所を考えて、自在にやって欲しいものですね。
JR西日本さん。

本当に、まさにその通りよ?
もちろん「盗人猛々しいとしか言い様がない」とか「そんな言い分が通ったら真っ当にお金を払った客の立場がないじゃん」とか「無理を通して道理を引っ込めた上に説教ってどうなん?」とか「最後の一文を引っ掛けたいんだろうけど文章構成下手すぎ本当にあんた小説書いてるの?」とか「自分の都合しか考えてないじゃん相手のこと考えたことある?」とか「好意ってものを勘違いしまくってないか?」とか、反論の声がわずかばかり聞こえないでもないわ?
でも、もうちょっと冷静に考えてみて欲しいの。
こんな妄言をおっしゃったのは、かの偉大なる渡辺様よ? なんでも、プロフィールに拠れば札幌医科大学を卒業なさった医学博士*4で、医療の傍らで執筆なさった小説で直木賞をとり、その後も様々な賞をおとりになった、素晴らしきエリート様よ?
しかもwiki ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E6%B7%B3%E4%B8%80 ) によれば

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E6%B7%B3%E4%B8%80 より
最近になって公式ブログを開設し、インターネットという新しいメディアと倫理道徳にも挑戦している。

倫理道徳にまで挑戦*5なさっているような素晴らしい先生なのよ?
そんな先生の玉言を、しっかりと真摯に考えてみるくらいの余裕ってものがあるのがいい男でありいい女なんじゃなくってかしら?


ところが。どうもこの日の文章が、あまりネットでよろしくない評判になってしまったらしいの。あまつさえ、この妄言先生に対して「反論を試みる」とか「批判を試みる」といった、心無い連中まで出てきてしまったらしいの。
その形跡の一つが、ここにあるわ?

http://watanabe-junichi.net/archives/2005/12/01/index.html より
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現在までトラックバックに関しては、一括しての削除をいたしました。貴重なご意見をトラックバックしていただいた方に対しても、同一の対応をしたことに関しまして、運営会社より深くお詫び申し上げます。

気になるのが「誹謗中傷に類するコメント等」ってところだわ? きっと、根も葉も根拠もない発言が沢山あったのね?*6
そうしてそのためなのか。とても残念なことに、この珠玉の玉稿が、Blog上から削除されてしまったの。…見せ掛けだけは。
ためしに、例えば http://watanabe-junichi.net/ のTop Pageからカレンダーでもめくってチェックしてみて頂戴? きっと、今回の玉稿は見つからないはずよ?
ちなみに、お書きになられているのは2005年の11月なの。でも、 http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/index.html でチェックしても、やっぱり見つからないの。
ただ…きっと運営会社の方々はこの玉稿の本当の価値ってものをわかっていたのね? こっそりと、この玉稿が見れるルートを残しておいて下さっていたの。
ほかのルートではリンクの存在しない、2005年11月22日に相当するURL ( http://watanabe-junichi.net/archives/2005/11/22/index.html ) を打ち込んでみて頂戴?
ほら? 玉稿が、見れなくってかしら?
素敵だわぁ。こんなギミックを残してくれているだなんて。あんまりにも感動的で…言葉につまっちゃうわ?


技術ってのは「最低限必要」なものなの。それは「最低限あればいい」という意味ではなくて「必要十分なだけの技術があることが最低条件」っていう意味合いにおいて、必要なものなの。
そうして、とっても残念なことに。愚者にとって「必要十分な最低ライン」っていうのは、あまりにもハードルが高くて見えないものなの。先日の素敵な暗号化を見てもそれは一目瞭然よね?
当人達がいくら「穴はふさいだ」って騒いでも。もしその技術が「最低ライン」を下回ってしまえば。見る人間からみたら「相変わらず穴だらけ」な状態でしかないの。
ここでプライドだのナンだのを持ち出しても仕方がないわ? 必要なのは、冷徹なまでに現実を見据えることが出来る能力と、必要なスキルを持っている人間に必要な依頼をするだけに足るリソースだわ?


真実と本質に対する愚者は、大抵化粧と芝居にだけは長けていて、だもんだから結構な方々が「つい」勘違いをしてしまうの。そうして、そんな「存在しているだけで罪悪」な愚者の妄言を、その声が大きいってだけで、つい耳を傾けてしまうわ?
でも、そんなに大声で叫んでるばかりだと、喉が荒れてしまってよ? よろしかったら、あたくし特製のスィーツは如何かしら? 特製の粉砂糖たっぷりの甘味が、きっとその全てをないものにしてくれてよ?

*1:「ナニがそんな風に」とかってお下品なことを考えてはいけなくってよ?

*2:こういう「比較にならないはずの交換条件」って、3桁の数字で表現されるような法律で指定されたカテゴリの方々がやる常套手段の一つなのよねぇ

*3:貪欲の強すぎる方の主なお住まいですわ。「人の親切を貪り、もっと何とかしてくれそうなものだと考え、誰に対しても満足を感じることができない」ってのが基本的なラインかしら?

*4:そういえば「医学バカセ」って言葉もあったわねぇ

*5:まさに「挑戦」よねぇ。しかも「どうあがいても素養がなくってだから贔屓目に見てなお勝ち目がまったくないのに戦いを挑んでるあたりが涙を誘う」っていう素敵なエンターテイメント性を孕んでいるわ?

*6:「根も葉も根拠もない発言? それは本人の発言だろ?」って突っ込みはとりあえずなしって事にしておいて頂戴?