豪華ラインナップの数々よ?

すごいわねぇ。ちょっと探してみたら、随分と沢山のラインナップがそろえられてよ?
スイス大使が「信頼できる企業」って太鼓判をおした会社様の素敵なニュースの数々、とくとご覧あれ、だわ。

http://www2.swissinfo.org/sja/Swissinfo.html?siteSect=105&sid=6812378&cKey=1150436675000 より
スイスでの事故は?
昨年から今年5月までに、スイスで起こったエレベーター事故の中で、報道された4件を次に挙げる。いずれも製造社の名前は公表されていない。2005年9月16日、エレベーターの中に2人が閉じ込められたが、救助された。次の日も同じエレベーターで同様の事故が起こった。9月22日、荷物をエレベーターで運んでいた人が、死亡。荷物がエレベーターのシャフトに引っかかったまま下降し続け、ブレーキが利かずに落ちたため起こった。10月6日、22キログラムのセメント袋を工業用エレベーターで運んでいた男性が死亡。セメント袋が作業員に崩れかかり、倒れた作業員とセメント袋の重さでエレベーターの壁が開き、作業員は外に押し出され、転落死した。
2000年にトゥーン市で起こった事故は、現在も裁判中だ。集合住宅のエレベーターに4階から乗った男性が玄関のある階で降りようとしたが、エレベーターが止まらず、地下室に落下した。男性は背骨を折るなどの重傷。男性は集合住宅の所有者に対し、告訴した。地方裁判所は、エレベーターに不具合はなくメンテナンスも十分で、事故は「避けられないリスク」から起こったものと被告の無罪を言い渡した。このため原告は最高裁判所まで上訴。最高裁判所は2005年5月25日、エレベーターが止まるべきところで止まらなかったのは装置に欠陥があったためと判決を下し、メンテナンスが十分であったか再度調査するよう命じた。ただし製造者に対する訴えはない。

http://210.128.247.29/newsfile/view_news.php?id=9098 より
今回、国の点検要請の対象となったシンドラー社製のエレベーターは54基で、県によると、このうち少なくとも4基で過去に扉が閉まらなくなるなどの不具合があったということで、県では来週までに点検を終えたいとしている。

http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20060617hg02.htm より
52基にプログラムミス、シンドラー社が発表
東京都港区で高校2年の男子生徒が死亡する事故を起こしたエレベーターの製造元「シンドラーエレベータ」は16日、1991〜93年に設置したエレベーター計52基で、プログラムのミスにより、扉が開いたまま昇降するという重大な欠陥があったと発表した。
同社は93年にプログラムを修正したが、修正漏れや、後の改修時に誤って欠陥プログラムを制御盤に搭載するというミスを犯したため、1都4県の9基は欠陥を抱えたままになっていた。ただ同社によると、港区の事故機は別のプログラムが使われており、今回公表した欠陥と事故には直接の関連はないとしている。
同社によると、欠陥が残っていたのは、今月中に2度異常動作が起きた千葉県浦安市の賃貸マンションのほか、豊島区、八王子市、神奈川県相模原市名古屋市静岡県沼津市の公共施設などに設置されているエレベーター。同社は17日までに改修作業を終えるとしている。
これらのエレベーターはプログラムの欠陥により、ドアが閉まってから0・25秒以内に「開」ボタンを押すと、ドアが開いた状態で最上階か最下階まで昇降する恐れがあるという。
欠陥は93年に判明し、同社は49基のプログラムを修正。だがこの際、浦安市相模原市の計3基は修正リストから漏れていた。また豊島区、八王子市、名古屋市沼津市の計6基は、同社が2003〜04年に別の改修をした際、93年に回収した欠陥プログラムを誤って再び搭載してしまった。
この欠陥プログラムを開発したのは同社日本法人のプログラマーで、海外のシンドラー製エレベーターには使われていないという。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200606170037.html より
扉が開いたままエレベーターが昇降するトラブルの原因として、シンドラーエレベータが指摘した制御盤プログラムの設計ミス。同社は一九九三年にミスに気付いた後も未改修プログラムを出荷したり、約十年後に実施した別の作業でプログラムを書き換える際に未改修データを使うなど、二重のミスを犯していた。
国土交通省は、当初の設計ミスを把握しておらず「リコール制度のようにメーカーに報告義務を課すなど、不具合情報を開示し共有する仕組みを検討すべきだ」(同省幹部)との指摘もある。
同社などによると昇降トラブルは、扉が閉まり切る直前に「開」のボタンを押した場合に生じる。扉が開く一方で、制御板は閉じた状態と誤認。エレベーターのかごを固定するブレーキは利いているが、モーターの力が強く昇降を始めるという。
昇降トラブルが起きたエレベーターは、同社が初めてコンピューター制御を導入したタイプ。現在のプログラムでは、扉が閉まったと制御盤が認識すれば「開」ボタンは機能しない仕組みに改修されたという。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200606170035.html より
▽52基設置、9基で未改修
東京都港区で死亡事故を起こしたエレベーターの製造元シンドラーエレベータは十六日、千葉県浦安市などで二○○四年十一月から今年六月にかけ、扉が開いたままエレベーターが昇降した五件のトラブルについて、制御盤プログラムの設計ミスが原因で起きたとの調査結果を明らかにした。
設計ミスがあったのは、同社が一九九一年に開発したプログラム。九三年までに設置した計五十二基のエレベーターに使われた。ほとんどはミス発覚後に改修されたが、作業漏れなどのため十五日の時点で、一都四県の六カ所、九基のミスが放置された状態だった。
−中略−
同社によると、プログラムミスのため昇降トラブルが起きたのは、浦安市のマンション(二基)、東京都八王子市の文化施設(一基)、名古屋市の愛知県庁舎(二基)。
昇降トラブルの報告はないが、静岡県沼津市の立体駐車場(一基)、東京都豊島区の豊島消防署(二基)、神奈川県相模原市の外務省研修所(一基)でもミスがあった。このプログラムは国内で開発されたため、海外での使用例はないという。
九基は、扉が閉まる直前に「開」のボタンを押すと、扉が実際に開く一方で制御盤は閉まった状態と誤認し、エレベーターのかごが動きだす欠陥があるとされる。
同社は九三年にミスが発覚した際、五十二基のうち四十九基は改修したが、浦安市二基と相模原市一基は未改修だった。
その他の六基は、○三年から○四年にかけ別の部品交換をした際、改修済みのプログラムを誤って改修前の状態に戻してしまったという。

http://www.news.tss-tv.co.jp/news_html/060616-090.html より
広島市によりますと倉掛のぞみ園が開園する前の1992年に、2機のうち1機が、扉が開いたまま作動するトラブルを起こしていたということです。
−中略−
このエレベーターは、今月6日の緊急点検で、「異常なし」と診断されていますが、施設の管理者によると、92年のトラブルに関する引継ぎはなかったということです。

http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20060608hg04.htm?from=os1 より
シンドラー社製エレベーターをめぐっては、7日現在、少なくとも20都道府県でのトラブルが読売新聞の調査で確認されている。
このうち東京では、都住宅供給公社が所有・管理する住宅や都営住宅で利用者がシンドラー社製エレベーターに閉じ込められるトラブルが、昨年4月〜今年2月だけで計9件起きていたことが都などの調べで明らかになった。都では構造的な欠陥によるものがないかどうか、シンドラー社に説明を求めるなどして調査を進めている。
都営住宅などではシンドラー社製エレベーターが370基使用されており、停止した時に段差が生じたり、扉が閉まらなかったりしたケースなども含めると、トラブルは136件に上るという。
このほか昨年7月、茨城県日立市の県営アパートで母子3人が約1時間にわたり閉じ込められていたことや、名古屋市内の愛知県白壁庁舎で2004年11月、5階から消防職員数人が乗り込んだところ、扉が開いているのに突然1階まで降下するトラブルがあったことなどが新たに分かった。
今回の圧死事故後にトラブルが起きたケースもあり、広島県呉市では6日午前、市営アパートを訪れた乳製品販売員の女性が8階で45分間閉じ込められた。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2059020/detail より
でたらめシンドラー 世界中で事故
シンドラーエレベータ社製のエレベーターによる事故が、日本だけでなく海外でも多発していたことが明らかになってきた。
−中略−
JINビジネスニュースの調べによると、 2006年5月1日、米国テネシー州3歳の児童がエレベーターのドアに寄りかかったところドアが開き、9階から転落し死亡した。ニューヨークでは2004 年8月、ビルの貨物用エレベーターで63歳のガードマンの男性が地下からエレベーターに乗ったところ、突然、最上階の38階まで急上昇し天井に激突、男性は死亡した。カナダでも05年と89年に2件の死亡事故が起きた。香港では02年1月、11歳の男児が乗り込もうとした際に、扉が開いたまま上昇。エレベーターの床と天井に挟まれ死亡した。このほかトラブルも多発している。
中身を見ると、日本で起きた死亡事故、トラブルとそっくりで、たまたま、とは思えない。これだけ重大事故が起きているのだから、原因の徹底した調査、情報公開、広報が必要なのは当然だ。その当然なことをしていない。
被害者や関係者、マスコミを憤らせているのが、シンドラー社の事故に対する対応だ。警視庁の強制捜査が入った2006年6月7日午後6時過ぎに記者会見を予定していたのが、いきなりすっぽかした。

http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20060608-42997.html より
シンドラー社家宅捜索、トラブル270件
東京都港区のマンションで男子高校生がエレベーターと床に挟まれ死亡した事故で、製造元のシンドラーエレベータ製のエレベーターのトラブルが、全国で相次いでいることが7日、分かった。軽微なものを含めると全国で少なくとも270件のトラブルが判明しており、札幌市の札幌医科大では「のろいのエレベーター」と呼ばれていた。警視庁は同日、業務上過失致死容疑でシンドラー社など、関係先を家宅捜索。国土交通省は全都道府県にすべてのシンドラー社製エレベーターの点検を指示した。
札幌医大ではシンドラー社製のエレベーターは「のろいのエレベーター」と呼ばれていた。エレベーターは、99年に新設された地下2階、地上14階の基礎医学研究棟に2基設置されている。同大が調査したところ、03年度に5件、04年度に8件、05年度に6件と、毎年5件以上の不具合が続発していた。05年度には女性が地下2階で20分間閉じ込められ、03年にも1人閉じ込められているという。
不具合があるたび、運行管理を担当するシンドラーの職員が点検し「ゴミやほこりで安全装置が働いたのが原因」などと説明していたという。札幌医大内のエレベーターは大部分が他社製だが、同大では「他社製のトラブルはそれほど起きていない」と指摘。東京での死亡事故を重く受け止め、2基の緊急点検を10日に実施する。
都内でも、シンドラー社製のエレベーターの不具合は続発している。都住宅供給公社によると、同社製は都民住宅や都営住宅などに370台設置されており、昨年4月から今年2月までの11カ月で、閉じ込められる、床とずれて止まる、扉が開いたまま止まるなど不具合は136件に上った。
トラブルの報告は、北海道から沖縄まで、全国に及んでいる。横浜、名古屋、京都、大阪の各市の公営住宅のほか、沖縄・那覇市のモノレール、神戸市や福岡市の市営地下鉄、長崎県警大村署庁舎、仙台市宮城県図書館など公共性の高い建物でも発生。負傷者が出た事例はなかったが、名古屋市の愛知県白壁庁舎では04年10月、エレベーターが扉を開いたまま突如降下、職員が飛び降り、難を逃れたケースもあった。
99年から今月まで軽微なものを含めると、全国で少なくとも270件のトラブルが起きており、国土交通省は7日、全都道府県に対し、すべてのシンドラー社製エレベーターの点検、過去の事故、トラブルの報告を指示した。対象は全国で七千数百基に上るという。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200606/sha2006061009.html より
国交省シンドラー社を聴取…スイス本部は“責任回避”に終始

東京都港区のエレベーター死亡事故で国土交通省は9日、製造元の「シンドラーエレベータ」幹部を国交省に呼び、同社が設置したエレベーターのリスト“シンドラーのリスト”の提出を受け、保守管理の状況などについて事情を聴いた。

リストなどによると、エレベーター設置台数は秋田県を除く46都道府県に8834基。東京都の1703基が最多。6096基は同社が保守点検をしているという。

事情聴取後、シンドラー社幹部は報道関係者への対応を拒否。国交省2階の資料室に約3時間にわたってろう城する一幕も。国交省担当者の説得にも「映像を撮られたくない」などと“駄々”をこねたという。

この日を含め同社は事故後、記者会見を開かず、事故が起きたマンションの住民説明会も欠席している。

一方、スイスのシンドラー・グループ本部は、同エレベーターが「1年以上、シンドラーの保守点検を受けていなかった」との声明を発表。保守点検の不備が事故原因とみる姿勢を示した。さらに「これまで設計に起因する死亡事故の記録はない」とし、設計や構造に問題はなかったとの見解を強調した。3日の事故発生後、スイス本部の声明発表は初めて。

港区の事故については「エレベーター業界での死亡事故は不適切な保守点検か、閉じ込められた乗客による危険な行為が主因」と指摘するなど“責任回避”に終始する内容だった。
★9日も各地でトラブル判明

シンドラー社製エレベーターのトラブルが9日も、各地で相次いで判明した。大阪府の施設では昨年4月からドアの開閉不良などが計31件。長野県では計19件のトラブルが判明。長崎県営住宅では平成16年4月から今年4月にかけ、17件の閉じ込めがあった。

教育現場でも九州工業大(福岡)で過去10年間で49件、東京外国語大で最近3年間で9件のトラブルが。横浜市立小学校では児童らが閉じ込められた例が4件あった。

板橋区の施設では9日朝にドアが閉まらず、区は使用停止の措置に。群馬県高崎市内の県営住宅のエレベーター5基の使用を停止した。

ほかに鹿児島県・種子島種子島宇宙センターや東京都の八王子市芸術文化会館などでもトラブル報告があった。
★中国でも2件の死亡事故

中国でもシンドラー社製エレベーターで北京と重慶で少なくとも2件の死亡事故が起きていたことが9日、分かった。

中国の報道などによると、北京の事故は2002年9月に発生。マンションのエレベーター工事中にが突然動きだし、作業員が挟まれ死亡。重慶では1997年9月、医薬品会社のビルでエレベーターのドアが突然閉まり従業員を挟んだまま上昇。従業員は死亡した。

上海では01年、数カ所のマンションでエレベーター内に住民が閉じ込められた。同社は上海に中国本部を置き、全国各地に支社を持つ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060614i113.htm?from=main1 より
東京都港区の区民向け住宅で、高校2年生の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれた死亡事故で、事故機の製造元の「シンドラーエレベータ」(江東区)は14日、国土交通省で会見し、今回の事故と同様に、ドアが開いたまま動き出す重大なトラブルが1990年代後半から東京、千葉、愛知、広島の4都県の4基で計6件発生していたことを明らかにした。
この4基と事故機はいずれも96〜97年ごろに新設され、同タイプの制御盤が使われていたという。
同社によると、同様のトラブルは<1>広島県で96〜97年ごろ<2>八王子市の公共施設で2004年11月13日と今年4月22日<3>名古屋市の愛知県白壁庁舎で04年11月29日<4>千葉県浦安市の「潮音の街」で今年6月1日と同月10日――に発生。
すべてのケースで、制御盤の基板が交換された。基板は国内のメーカー製造で、シンドラー社が供給を受けているという。

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000052992.shtml より
県住設置で不具合64件 シンドラー社製エレベーター
東京都港区のエレベーター事故に関連し、県は十六日、県営住宅に設置された「シンドラーエレベータ」製エレベーターで二〇〇三年度以降、計六十四件の不具合が起きていたと発表した。同社からいずれも原因は特定できており、発生当時速やかに処置したとの報告を受けているという。
県内には事故を起こしたエレベーターと駆動・制御装置、安全装置がすべて同じものはないが、同社製は計三百七十六基あり、うち県営住宅に三十四基、県立学校など県関係施設に三十二基が設置されている。県営住宅については、同社の保存記録から不具合が明らかになり、内訳は、利用者が揺すったことなどによる閉じ込め(五件)▽強風などによる停止(二十九件)▽表示ランプの不良など動作異常(三十件)-だった。

http://www.asahi.com/national/update/0617/TKY200606170352.html より
シンドラー社、各地で部品交換 八王子はすでに交換済み
シンドラー社製エレベーターの制御プログラムの欠陥が明らかになったことから、同社は17日、東京、愛知などで問題のエレベーターの部品を交換した。しかし東京都八王子市内のホールのエレベーターは、点検の結果、すでに交換されていたことが分かり、社内の連絡態勢の不備を露呈した。
同社は16日、八王子市の「市芸術文化会館いちょうホール」を含む全国6カ所の9基が改修漏れなどでそのまま稼働していると発表。同ホールには同夜、担当者が点検に入った。
点検の結果、4月22日に扉が開いたまま上昇するトラブルが発生したのを受け、直後に点検した際、新しいプログラムに交換していることが分かったという。
横田敏之館長は「きちんと引き継ぎされていないのは、あまりにお粗末だ」と話しており、今後、第三者機関に点検を依頼し、結果が出るまで該当するエレベーターは稼働させないという。

http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20060616/lcl_____ibg_____003.shtml より
シンドラー社 『閉じこめ』報告せず
県営田尻浜アパート 04年6月のトラブル
シンドラーエレベータ社製のエレベーターが設置されている日立市田尻町の県営田尻浜アパートで、二〇〇四年六月にも利用者が閉じこめられるトラブルが起きていたことが十五日、分かった。同社は、アパートを管理する茨城住宅管理協会には詳細な報告はしていなかった。
同協会によると、同アパートにあるエレベーターの保守点検は各メーカーに委託し、二カ月に一度の定期点検と報告を義務づけている。〇四年八月二日に提出された報告書に、「一号棟で閉じこめがあり」などの記載があった。
同協会はエレベーター管理の委託契約をする際、人身事故や閉じこめなどのトラブルが起きた際には報告することを求めているが、この時は報告書への記載だけ。閉じこめられた人の特定や閉じこめられた時間、原因などの報告はなかった。
協会の担当者は「当時は問題にならなかったようだが、シ社には詳しく報告するよう申し入れている」と話している。
同アパートに設置されているエレベーター四十二基のうち十一基がシ社製で、いずれも〇三年十二月に設置されている。〇五年七月にも住民の母子が約一時間閉じこめられる事故が起きている。 (佐久間光紀)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060618i111.htm?from=main1 より
シンドラー社製に4人閉じ込められる…地下鉄横浜駅
17日午後7時10分ごろ、横浜市西区南幸の市営地下鉄横浜駅で、「シンドラーエレベータ」製のエレベーターが、改札口のある地下2階から約30センチ上昇したところで突然停止し、幼児1人を含む計4人が閉じこめられた。
利用者からインターホンで通報を受けた駅員と、エレベーター機器室を点検していた同社係員が駆けつけ、約3分後に4人を救出した。けが人はいなかった。
同市交通局によると、エレベーターは油圧式で、油の流量をチェックするセンサーが何らかの原因で誤作動して、安全装置が働き、停止したという。同社はセンサーを交換し、エレベーターは18日午前、運転を再開した。

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20060618018.html より
シンドラー社製 市営横浜駅で閉じ込め
横浜市交通局は18日、市営地下鉄横浜駅シンドラーエレベータ製エレベーターで17日夜、利用者が約3分間閉じ込められるトラブルが発生した、と発表した。
市交通局によると、17日午後7時10分ごろ、幼児1人を含む4人が乗ったエレベーターが地下2階から約30センチ上昇したところで動かなくなり、駅員らが駆け付けるまで約3分間閉じ込められた。けが人はいなかった。
エレベーターは油圧式で、同社の点検の結果、油の流量をチェックするセンサーが誤作動したことが分かり、センサーを交換し運転を再開した。このエレベーターでは1999年と2003年にも、ドアのスイッチが接触不良を起こし、ドアが開かなくなるトラブルがあったという。

http://www.sankei.co.jp/news/060616/sha102.htm より
シンドラー社製エレベーター閉じ込め 新たに判明
名古屋市営住宅でシンドラーエレベータ社製のエレベーターによる閉じ込めが、新たに2件確認されたことが16日、市の調べで分かった。
市営住宅の同社製エレベーターによる閉じ込めは平成11―17年度で計4件になった。
市によると、新たに判明したのは中村区の荒輪井荘と千種区の南希望荘。15年2月と13年10月に、いずれも住民1人が約50分間、閉じ込められた。市はセンサーの部品の故障などが原因としている。
≪横浜でも7分間閉じ込め≫
16日午前8時35分ごろ、横浜市緑区の鴨池大橋に設置されたシンドラーエレベータ社製エレベーターが突然停止し、男性が7分間閉じ込められた。男性にけがはなかった。
橋を管理する横浜市によると、男性がエレベーターに乗ったところ、扉が閉まったまま動かなくり、7分後に開いたという。シンドラー社員が15日に点検したばかりだった。
橋に設置されたもう1台の同社製エレベーターでも平成16年11月、利用者が1分間、閉じ込められたという。

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060617_3.htm より
名古屋市営住宅 閉じ込め更に2件 シンドラー社
名古屋市は16日、同市営住宅シンドラーエレベータ社製エレベーターに閉じ込められたトラブルが、新たに2件あったと発表した。同市営住宅での同社製エレベーターによるトラブルはこれで4件になった。一連の事故を受け、市では今後、閉じ込めなどのトラブルが発生した際は、軽微なものでも管理会社に報告させることを決めた。
市によると、2003年2月に同市中村区の荒輪井荘で、住民1人が約50分間閉じ込められたほか、01年10月には同市千種区の南希望荘で、エレベーターの床面が1階床面より約10センチ下がったまま動かなくなり、住民1人が約45分間閉じ込められた。荒輪井荘は外扉の開閉を確認する部品、南希望荘は床に着いたのを確認するスイッチの故障が原因だった。
一方、同市はシンドラー社国土交通省へ提出したリストから、市内の民間施設に334基の同社製エレベーターがあることを明らかにした。市では所有者に、点検や過去の不具合の発生状況の報告を求めている。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060617AT1G1602M16062006.html より
シンドラー社「52基に欠陥プログラム」
東京都港区で死亡事故を起こしたエレベーターの製造元であるシンドラーエレベータ(東京・江東)は16日、死亡事故と同種トラブルが起きた国内4カ所の自社製品のうち、3カ所の事故原因は「プログラムミスだった」と明らかにした。死亡事故のあったエレベーターは別のプログラムを使っているため関連性はないというが、欠陥プログラムは計52基が搭載し、うち3基は欠陥に気づいたあとに出荷するなど、ずさんな品質管理の実態も判明した。
この日、同社幹部が国土交通省を訪れて報告。その後、記者会見して説明した。
シンドラー社によると、設計ミスがあったのは、同社が1991年までに開発した制御プログラム。同年から93年に出荷したが、ドアが完全に閉まる直前に「開」のボタンを押すと、ブレーキがかかったまま扉が開いた状態でかごが上下する欠陥がある。
同社は93年にこのミスに気付き、日本で据え付け済みの49基のプログラムを更新した。

http://www.asahi.com/national/update/0617/NGY200606160012.html より
シンドラー社、不具合報告せず 名古屋市のマンション
名古屋市昭和区の6階建ての民間マンションで、シンドラーエレベータ社製のエレベーターが目的の階で扉が開かないトラブルがあった問題で、同社が当初、マンション管理会社の問い合わせに対し、このトラブルを報告していなかったことが16日、わかった。
不具合があったのは5月18日。1階から3階に上がったものの扉が開かず、1階に下がると今度は扉が開いたという。住民が、エレベーターの保守管理を請け負っているシンドラー社名古屋支社に直接連絡した。
一方、マンション管理会社は今月8日、独自にシンドラー社に過去の故障や異常を問い合わせたところ、一度も異常はないと回答があった。その後、住民から指摘があったため、再度問い合わせした結果、16日になって故障の発生と復旧処置を報告する文書が郵送されてきたという。
このマンションは04年4月に建設され、以後、メーカーのシンドラー社が点検や保守管理も請け負っていた。月1回の定期点検では一度もトラブルの報告はなかったという。シンドラー社名古屋支社は「取材には答えられない」としている。

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060617_2.htm より
シンドラー社 欠陥プログラム 改修時に再搭載
白壁庁舎 「長期間放置」憤る
東京都港区の死亡事故を起こした事故機の製造元「シンドラーエレベータ」が16日になって公表した制御盤のプログラムミス。いったん欠陥を修正しながら、再び欠陥プログラムに戻してしまうという同社のずさんな管理体制も露呈。同社はこれまで、エレベーターには欠陥はないと主張してきただけに、利用者からは「命を預かっているという自覚があるのか」と憤りの声があがった。
いったん修正しながら、再び欠陥プログラムに戻すという2重のミスが犯されていたのは、「愛知県白壁庁舎」(名古屋市東区)など4施設の6基。
シンドラー社製のエレベーターが3基設置されている白壁庁舎では、実際にプログラムミスがあったエレベーターの特定を巡って情報が交錯し、混乱した。
シンドラー社から愛知県に一報があったのは、16日午後2時ごろ。2004年に扉が開いたまま降下する事故を起こした1基を使用停止とするよう要請されたため、張り紙をして約1時間後に電源を切った。
ところがその後、国土交通省からプログラムミスは2基との連絡が入った。シンドラー社に確認したところ、情報がはっきりせず、県は夜になってもう1基も停止させた。県財産管理課の峯村豊実主幹は「シンドラー社は本社と支社の間で情報が伝達できなかったようだ。まさに危機管理ができていない」と語り、「長期間、危険にさらされていたことになり、当時、きちんと原因究明されなかったことに不満を感じる。プログラムミスの詳しい内容は聞かされておらず、ただちに報告を求めたい」と話した。
東京都八王子市の市芸術文化会館「いちょうホール」の場合、1993年に設置された直後に欠陥が判明し、同社がプログラムを修正。だが10年以上も経過した2004年、老朽化した部品を交換した際、同社の作業員が、誤って欠陥プログラムを再び搭載してしまったという。
この施設では今年4月、ドアが開いたままエレベーターが上昇し、利用者3人が閉じ込められるトラブルが発生。だがトラブル後、2度にわたって点検したシンドラー社は「異常なし」と報告していた。
施設を運営する市学園都市文化ふれあい財団は「不備を見つけられないなら、いったい何のための点検だったのか」とあきれる。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060620i315.htm?from=main3 より
シンドラーが点検、1週間後にまた不具合…山口・岩国
20日午後3時ごろ、山口県岩国市岩国の市障害者サービスセンター(3階建て)で、シンドラーエレベータ社製のエレベーターと建物床面との間に7ミリの段差があるのを電動車いすで乗り込んだ障害者が気づき、市は、使用を中止した。
このエレベーターは昨年4月、扉が閉じなくなるトラブルがあったほか、2年ほど前にも段差が生じたとの指摘が寄せられていた。
東京都港区での死亡事故を受け、同社が13日に点検したばかりだった。

http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/nms/days/060620/t5.htm より
シンドラー製不具合74件
東京都・港区のマンションで起きたエレベーターの死亡事故で、同じ型のエレベーターで過去に74件の不具合があったことが、国土交通省のまとめで明らかになりました。国土交通省によりますと、事故を起こしたエレベーターを含む同型のエレベータ 13機について調べた結果、過去4年間に9機にエレベーターで合計74件の不具合があった事が分かりました。このうち事故があった建物にあるエレベーターでの不具合が、60件を占めていました。一方、製造元であるシンドラーエレベータはきのうの会見で事故機が1年半前にトラブルを起こしていたことに関して、ブレーキに不具合があったことを初めて認めました。警察はこのトラブルと死亡事故に関連が無いか調べています。

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060622_4.htm より
名古屋市中区の市営住宅大須荘」で18日、シンドラーエレベータ社製のエレベーターに女性が閉じ込められた事故で、同市住宅都市局の尾崎好計(よしかず)局長は21日、同社の大間知諒士(まこと)・サービス事業本部長を呼んで厳重注意し、安全運行の徹底を求めた。
同社は、このエレベーターを今月7日に点検したばかりだった。尾崎局長は「点検直後に事故が発生したことは誠に遺憾」としたうえで、〈1〉定期点検を慎重、確実に実施する〈2〉事故発生時は速やかに対応し、利用者に的確な説明をする〈3〉今回の事故原因を早急に究明する――ことを求めた。
これに対し、大間知本部長は「ご迷惑とご心労をおかけしていることを深くおわび申し上げます」と述べたが、報道陣の質問には一切答えず、足早に立ち去った。

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060620_1.htm より
シンドラー社エレベーター 緊急点検後にトラブル
大須市営住宅 「閉じ込め」10分間
名古屋市中区大須市営住宅大須荘」(13階建て)で18日、女性1人がシンドラーエレベータ社製エレベーターに約10分間、閉じ込められる事故があったことが19日、わかった。
事故があったのは18日午後8時45分ごろ。同住宅に入居している母親を訪問した女性が、3階から1階へ降りたところ、1階で扉が開かず、閉じ込められた。女性がインターホンで同社監視センターに連絡したが、社員が到着する前の同8時55分ごろ、13階で男性が呼び出しボタンを押したため、エレベーターは上昇し、13階で扉が開いて女性は脱出した。女性にけがはなかった。
同社名古屋支社で調べた結果、1階外扉と敷居との間に不具合が見つかり、外扉の高さを調整し、敷居を清掃したところ、正常に戻った。19日に再度点検したところ、制御盤などに異常はなかった。
このエレベーターは2003年6月にも、巻き上げ機の部品破損で4人が約20分間閉じ込められる事故があった。
市は東京都港区の死亡事故を受けて、市関連施設の同社製エレベーターの緊急点検を進めており、大須荘も6月7日に点検したばかりだった。同市は「点検直後の故障は重大」として、近く同社担当者を現場へ同行させ、原因を詳しく調べる。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060619AT1G1903519062006.html より
シンドラー社事故機、ブレーキ不具合原因・04年のトラブル
東京都港区のマンションのエレベーター死亡事故で、製造元のシンドラーエレベータ(東京・江東)が19日、国土交通省内で記者会見し、2004年11月に事故機のドアが閉まったまま停止したトラブルについて、ブレーキの不具合が原因だったことを明らかにした。今回の死亡事故との関連は不明という。
西村智行新設事業本部長によると、04年11月7日、エレベーターのかごが停止し、外からボタンを押しても反応しなくなった。同社がブレーキを再調整すると復旧したという。西村本部長は「ほかであまり見たことがないトラブル」と話した。
また、同社製のエレベーター52基にプログラムミスがあった問題で、同社は1993年にドアが開いたままかごが動くトラブルが起きたのがきっかけでミスが発覚したことを明らかにした。

http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20060620/lcl_____ibg_____002.shtml より
シンドラー製エレベーター
5年前にも閉じ込め事故
日立市の県営田尻浜アパートのエレベーターに親子が閉じ込められた事故で、県住宅課は十九日、二〇〇一年にも子どもが閉じ込められる事故があったことを明らかにした。同課がアパート住民に実施したアンケート結果から判明した。
同課によると、この事故は子どもが四階から一階にエレベーターで降りる際、一階に着く前に急にエレベーターが上昇。驚いた子どもが非常ボタンを押す姿を見た住民が、三階でエレベーターを止めて救出した。同課は事故当時の記録が残っているか調べている。
またアンケート(複数回答あり)の結果、扉やボタンの不具合、停止位置のずれや警報装置の異常など、閉じ込め事故を含め計三十四件のトラブルの報告があった。
一方、エレベーターの緊急点検では、設置された計四十二基すべてに「異常がなかった」とする報告をまとめた。緊急点検は今月十三、十四の両日、シンドラーエレベータ社と日本ビルテクノス社が、それぞれ設置したエレベーターを対象に実施した。 (秦淳哉)

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060616/eve_____sya_____008.shtml より
名古屋市営住宅で新たにトラブル2件確認
シンドラー社製エレベーター
名古屋市営住宅で「シンドラーエレベータ」製のエレベーターに人が閉じ込められるトラブルが新たに2件報告されたことが16日、市の調査で分かった。市営住宅で同種のトラブルはこれで計4件となった。
新たに判明した2件では、2003年2月に中村区の荒輪井荘八棟で1人が約50分閉じ込められた。扉の開閉部品の故障が原因で、部品の交換後復旧した。01年10月には千種区の南希望荘で1人が約45分閉じ込められた。スイッチの故障が原因だった。
市によると、市営住宅で使われている同社製エレベーターは計33基。これまで03年6月に中区の大須荘で4人、昨年11月に昭和区の雪見荘で2人が閉じ込められていたことを確認していたが、管理を代行する市住宅供給公社を通じて調査を続けていた。このほか、03−05年の3年間にシティファミリー丸の内(中区)、萱場荘(千種区)、北十字荘二棟(同)で同社製エレベーターが途中停止したり、異音が発生するなどの故障が計5件起きていた。これらは敷居のごみなどが原因だったという。
市は、市内民間施設の同社製エレベーターも調べている。16日現在、334基あることが分かっており、トラブルの有無を調べている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060619i115.htm より
シンドラー」12基中8基で計38件の不具合
東京都港区の住宅エレベーターで高校生が死亡した事故で、国土交通省は19日、事故機の製造元「シンドラーエレベータ」のエレベーターのうち、トラブルの有無などを先行して調べていた12基の調査結果を公表した。
事故機の隣にあるエレベーターが13件あったのをはじめ、都内と広島市の8基で計38件の不具合の報告があった。事故機と同様のトラブルはなかったが、国交省は、事故の前兆となるトラブルかどうかを詳しく分析する。
対象となったのは、事故機と同一の制御盤、安全装置、駆動装置が使われている4都県の12基。
事故機の隣にある「シティハイツ竹芝」の4号機では、「地下1階に止まる際に異常音がしてドアが開かなくなる」など13件のトラブルが報告された。同じ港区が管理する区立障害保健福祉センターでは、3基で11件の不具合があったほか、非常用の保守部品がなく、漏水が確認されるなど管理上の問題も指摘された。
ほかに、都営百人町3丁目アパート2号棟(新宿区)1基3件、都教職員研修センター(文京区)の2基7件、広島市西区地域福祉センター1基4件の不具合も報告された。

http://www.asahi.com/national/update/0619/TKY200606190468.html より
シンドラー事故機、04年11月にもブレーキ故障
東京都港区のエレベーター死亡事故に絡み、シンドラーエレベータは19日、自社が保守点検していた当時の04年11月、ブレーキ故障でかごが止まるトラブルがあったことを明らかにした。自社の保守期間中に起きた27件の不具合にブレーキの故障はないとしていたが、1件が該当するという。
トラブルは04年11月6日に発生。ブレーキの不具合をセンサーが感知し、安全装置が働いて1階に止まったまま動かなくなったという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060619i513.htm より
「異常なし」でもトラブル…シンドラー製エレベーター
新潟市が管理する福祉施設新潟テルサ」で17日午後6時20分ごろ、「シンドラーエレベータ」社製のエレベーターが2階フロアから約40センチ上にずれて停止していたことがわかった。
人は乗っておらず、けが人はなかった。
9日に行われたシンドラー社の点検では「異常なし」と報告されていた。
同市によると、トラブルがあったのは施設にある3基のうち1基。トラブル後、シンドラー社が緊急点検したが、異常は見つからなかったため、17日夜から運転を再開。18日は通常通り使用した。同市は19日朝になって同施設から連絡を受け、同日夕に運転を停止して緊急点検したが、原因は不明という。
この施設では2005年7月にも別のエレベーターで男性職員が閉じこめられるトラブルがあった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060618/mng_____sya_____007.shtml より
ブレーキ調整にずれ
シンドラー社規定数値と

 東京都港区のエレベーター死亡事故で、事故機のブレーキ部品の調整に狂いが生じていた疑いがあることが十七日、警視庁捜査一課と三田署の調べで分かった。ブレーキの利きに影響を与えていた可能性があることから、同課などは、詳しく鑑定して事故との関連を調べるとともに、保守管理の実態について押収資料の分析や関係者の事情聴取を進める。

 同課などは、製造元シンドラーエレベータ江東区)の担当者らの立ち会いで、マンション屋上の機械室にある事故機のブレーキの検証を実施。個々の部品の位置を詳細に測定するなどして、シ社が定めた調整値と比較した。その結果、ブレーキパッドのばねの圧力を調整するナットの締め付け具合などに、ずれが確認された。

 パッドは、コンピューター制御でかごが指定階に停止した際、金属製ドラムを挟み込み、かごの停止位置がずれないよう保持する役割がある。

 事故機は一九九七年製で、二〇〇四年度まで製造元のシ社が保守点検を実施。入札により、〇五年度は日本電力サービス(多摩市)、本年度はエス・イー・シーエレベーター台東区)が請け負っていた。

 事故に絡んで、「独立系」と呼ばれる保守管理会社と製造元との間で、点検マニュアルや不具合情報が十分に引き継がれていない業界の実情が明るみに出た。シ社は事故機について「(保守管理会社から)マニュアルの要求がなく、渡していない」と説明している。

 捜査一課などは、どのような基準で点検作業が行われていたか調べるとともに、制御コンピューターから誤った信号が送られた可能性も視野に入れ、事故原因を解明する。

■5都県9基交換 シ社製プログラム

 東京都港区で死亡事故を起こしたエレベーターの製造元シンドラーエレベータは十七日、制御盤のプログラムミスが発覚した名古屋市などでエレベーターのプログラムを交換し一都四県にある九基すべての改修を終えた。シンドラー社が一九九一−九三年に設置したエレベーターにプログラムミスが見つかり、ほとんどはミス発覚後に改修されていたが、作業漏れなどのため、九基のミスが放置されていた。

 エレベーター二基のプログラムミスが判明した東京消防庁豊島消防署では十七日午後二時半すぎ、作業員二人が四階の機械室に入った。制御盤から基板を取り出し、縦一・五センチ、横三・五センチのROMを外し、正常なプログラムが入ったROMと交換。入念に安全確認を行った後、午後三時半に運転を再開した。エレベーターは一九九二年に設置され、ミスの発覚で九三年に新しいROMに取り換えられたが、二〇〇四年の改修工事で誤って古いROMが取り付けられていた。シンドラー社からミスの連絡を受けた十六日から使用を控えていた。

http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m06/d23/NippoNews_8.html より
奥州市水沢区の水沢郵便局で昨年9月16日、シンドラーエレベータ社製のエレベーターのドアが閉まらなくなるトラブルが起きていたことが22日、分かった。
日本郵政公社東北支社によると、同局のエレベーターのドアがわずかに開いた状態で停止した。安全装置が作動しエレベータの運転が止まったという。人や荷物などは閉じこめられなかった。不具合は1度だけで、その後は通常に作動した。
同支社によると、エレベーターは1998年7月に導入。27人(1・8トン)乗りで、荷物の運搬用として使っている。月に1度点検しているが、異常は確認されていない。

………なんだかお腹一杯だわねぇ。


最後に、可愛いお話を届けて差し上げてよ?

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2074412/detail より
シンドラー幹部 国交省110番騒ぎ
国土交通省に事情聴取されたシンドラーエレベータの幹部が2006年6月9日、「身の危険を感じた」と110番、警察官がかけつけるという騒ぎを起こしていた。取材陣が詰め寄ったというわけでもないのに、幹部は3時間も省内に閉じこもり、失笑を買った。
このトラブルは6月9日、国土交通省シンドラー社に対して事情聴取を行った時に起きた。3人の幹部が国土交通省の担当者に東京都港区の死亡事故や、日本各地の同社製エレベーターの不具合について説明し終えた午後2時20分ごろ、廊下に姿を見せた3人に、集まった約30人の報道陣が「どのような説明をしたんですか」などと質問した。3人は無言で、逃げるようにその場を立ち去った。
幹部はシンドラー社に「身の危険を感じた」と電話連絡
シンドラー社幹部が3時間にわたって「籠城」した国土交通省。関係者の失笑を買った

しかし、そのうちの1人が、出口の方向を間違え、廊下の突き当たりで立ち往生した。報道陣が近寄ると、国交省2階の住宅室資料室に逃げ込み、出てこなくなった。

トラブルはそれだけでない。その幹部はシンドラー社に「身の危険を感じた」と携帯電話で連絡する。すると、警視庁麹町署員3人が国交省に駆けつけた。電話を受けたシンドラー社110番通報をした、ということらしい。署員は報道陣の前を通り、国交省の建築指導課に入っていったが、15分程度で帰っていった。「どうでもいい」出来事と判断したのだろう。

閉じこもった幹部に対し、報道陣は取材交渉の代表を立てて「取材に応じて欲しい」と説得する。同省の建築指導課職員も加わり交渉するものの「コメントができる立場ではない」「映像を撮られたくない」などと話し、記者らが離れるまで室内から出ない意向を示した。そして、その“篭城”は3時間に及んだ。
「詰め寄ったわけではないのに、なぜか非常に警戒」

この様子を目撃した共同通信記者は、JINビジネスニュースの取材に答え、現場の様子を話し、そしてこう言った。

「私たちが幹部に詰め寄ったわけではない。でも、なぜか非常に警戒していた。建築指導課職員を通じ、カメラも回さないし、質問もしないと伝えたら、帰っていった」

シンドラー社は06年6月12日、ケン・スミス社長らが死亡事故以来初めて記者会見し、「事実確認に重点を置きすぎたため情報開示が遅れて、遺族や住民の皆さまらにおわび申し上げます」と初めて謝罪した。しかし、「シンドラーは安全と品質に最大限の配慮をしている。不具合の通報は保守・管理会社に入る。保守・点検作業による適切な作動の確保が非常に重要」とし、これまで通り“事故について当社は関係ない”という立場を示した。

どうかしら? 一度くらい、ご自分の提供しているものの重要さ加減とか危険さ加減とかを「身をもって」体感なさってみては?
少しは安全ってものの大切さがわかるんじゃなくってかしら?