洗剤の世界では常識よ?

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html
最近賑々しいWinny関連の話題にまた一つ、お笑いが追加されていてよ?
軽くチェックしてみるわね。準備はよろしくってかしら?

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
情報流出被害は何もWinnyだけではないでしょ

まずはタイトル。そうねぇ。Winny「だけ」ではないわ。でもWinny「も」また情報流出に対する問題点の一角であることは、それもまた事実なのではなくってかしら?

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
情報流出被害を防ぐには「Winnyを使わないで」なんていう公人のコメントも飛び出しました。それならいっそのこと「個人情報を流出させないためにPCやネットなんか使うな!って言ってしまったらいかがでしょう。

あら? 現実問題として一つの手段だとは思うわよ?
それに、実際の発言は「Winnyの危険性 ―最も確実な対策はWinnyを使わないこと―」だとおもったんですけれども? ちゃんと こちら( http://www.bits.go.jp/press/inf_msrk.html )のサイトからご覧になってみては如何かしら?
こういう「語尾のニュアンスの微妙な伝言ゲーム」って、なにか意図的な方向性への示唆が垣間見れて面白いわよねぇ。
で、それはこんな文章にも表れていてよ?

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
筆者はPC業界に身を置いていますのでPCが仕事や日常生活に欠かせない状況にあるため「Winnyを使わないで」なんていうコメントに対し、非常に悪意を感じてしまうんです。

そうねぇ。好意的に「公の方々が一つのアプリケーションに対して使うなと制約をかけることに対する悪意を感じ取る」っていう風に見て差し上げてもよろしいんですけれども。
この発言の背後に「日常生活でWinnyを普通に使っていてそれが欠かせない」っていうニュアンスを感じ取ってしまうのは気のせいかしら?
あたくしだってエンジニアですもの、PCは空気のごとく欠かせない存在ですわ。それでも、Winnyなんて一度たりとも使ったことはありませんわよ?*1

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
ごく一部の無知でお馬鹿なユーザーがAntinyに被弾して個人情報をばらまいたからといって即座に使うな!というのは、場当たり的な対応方法でしかないと思います。

ええ場当たり的な対応だとは思いますわ。でも、その「場当たり的対応すらろくすっぽ出来ていない」この状況を、いったいどんな風に考えてらっしゃるのかしら?
それで、いきなりこんな風につながってくるの。

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
サーバを置かないP2Pネットワークのメリットもきちんと報道しようよ

( ゚Д゚)ハァ? *2
どうしてWinnyの話からP2Pの話に流れていくのかしら?
もちろん、筆者にとっては「同格だから」なんでしょうけれども。あたくしには違和感バリバリにしか見えませんわ。
結局ここでも、Winnyの何が問題でどこを問題視されていて、P2PとはどのようなものでP2PWinnyとはどのような関係性にあって、っていう、きちんとした考察がまったく、何にも出来ていないことを明確に証明しているの。
愚かとしか言い様が無いわね。


愚かっぷりは、例えばこんな文章にも表れていてよ?

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
サービスパック(SP)の配布などではアクセスできずにイライラすることなどMSのサイトでは当たり前のことです(なんとかしてくれやマイクロソフト)。それこそP2Pネットワークを利用して配布できればいいのにと思っちゃったりします。たとえば周辺機器のドライバやソフトのアップデータなど、Winny のようなP2Pの仕組みを利用して配布させるというのはいかがでしょうか。

そうねぇ。「WinnyのようなP2Pの仕組み」ってのは何を指しているのかしら?
4文ほども前に

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
基本的にP2Pネットワークは、サーバ/クライアント方式とは異なり、負荷を分散させるというメリットを最大限活用できるように開発されてきた経緯があります。

ってあるのがかろうじて係っているんだろうとは思うんですけれども。係りにしては文章が手前に過ぎる上に、厳密には「Winnyへの言及」ではないわ?
これじゃ、Winnyの、分散型が素晴らしいのか匿名性が素晴らしいのか全然わからなくってよ?
ここにも混ぜ混ぜしてしまっている、シチューのように理解できていない筆者のお脳のホドがしれてしまっていてよ?

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
また本来、インターネットとは管理されないネットワークのはずで

本来とかはずってのも、かなり無考察ちっくでいい発言よねぇ。それは誰が何のために規定してどこに明記されているものなのかしら?
過去にしがみついてちゃ、素敵な恋愛なんて到底望めなくってよ?

http://plusdblog.itmedia.co.jp/naskal/2006/03/winny_823f.html より
極論ですがWinnyを使えなくする(臭い物にはフタをする)ようなプロバイダは、自社ネットワークを満足に管理できないプロバイダと言えると思います。むしろ優秀なプロバイダであるならば、トラフィックを監視し、もしAntinyを放流しているようなIPがあれば警告を行うなど、いざというときに対処してくれるのが正しいサービス提供者の役目だと思います。

これも…なんだかだわねぇ。視野があんまりにも狭すぎてよ?
大体「Antinyを放流している」タイミングで「警告を行う」なんて速度じゃ、情報はどんどん垂れ流されてしまうわ?
たまにいるのよねぇ。デートの約束をして、待ち合わせしてから相手待たせて花束かうような殿方が。待たされたほうがどれくらい興ざめするかわからないのかしら?


結局、拝見している限りでは根底に「いいじゃんWinny使ったって」っていう論旨がどうしても見え隠れしてくるの。
きっとご自身もお使いになってらっしゃるんでしょうねぇ、って感じだわ?
Winnyってのは根本的に「著作権を侵害する目的で使っている」ことを、ここでもまた認識できていないいい一例だわ?*3
それで、Winnyのそういった「明確に犯罪的側面」を押し隠すために、ひいては自分たちの「犯罪加担行為」を糊塗するために、如何にも字面耳触りのいい、P2Pのメリットだのインターネットは管理されていないはずだのほかにも危険があるんだだの対策を行えば流出はしないだの過干渉は大きなお世話だの、微妙にずらした話で話をそらしているのね?
情けないんだかみっともないんだか。
そんな、自分のやっていることへの善悪も踏まえることができないようなガキには、それこそ「自己責任の元につかうインターネット」なんて百万年早いんじゃなくってかしら?
とりあえず、その口元のおしゃぶりと股間のオムツがはずれてからもう一度いらっしゃい。お話はそれからだわ。

*1:実験用に隔離環境で、を除いて

*2:可愛いから、最近ちょっと気に入ってるのよねぇ、このかおもじ

*3:今までのWinnyに流れているファイルの中身を冷静に鑑みた上で、正当な反論が出来るって本当に思うかしら?