なにをトチ狂ってるのかしら? 濡れ手で粟の大もうけかしら?

http://www.asahi.com/business/update/0511/111.html
http://slashdot.jp/articles/04/05/11/1019214.shtml?topic=89
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/yubikitasu_j/040301_2.html
喉元すぎれば熱さ忘れるとはいうけれども…いかがなものかしら? って思うわ。e-Japan、どれだけ低い摩擦係数ですべりまくってたのかもう忘れたのかしら?

そうねぇ。例えば、資料4−1 2010年ユビキタスネット社会(http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/yubikitasu_j/pdf/040301_2_s4-1.pdf)を見て頂戴。…どっかの山師が一山あてようって内容にしか見えないのはあたしの気のせいかしら?
最後のPageに「具体論にかける」ってあるのはたいした自己分析だと思うわ。でもじゃぁこの文書のどこに具体性があるのかしら?
次に資料4−2 本懇談会が目指すもの(http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/yubikitasu_j/pdf/040301_2_s4-2.pdf)を見てみたわ。なんていうか…言葉のマジックの乱用ね。「便利な社会は素晴らしいですよね」と問いかけられてNGを出す人間はそうざらにはいないわ。でもそこで「便利とは何か?」「本当に便利なのか?」「そこに支払われる代償は何か?」っていう議論を大アンドロメダの彼方に置き去りにしたまま話を進めていくのは果たしてどうなのかしら?
ついでに、ではあるんですけれども。きっとe-Japanへの突込みを一応は危惧してるのね。資料5 IT戦略本部におけるe-Japan戦略の概要(http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/yubikitasu_j/pdf/040301_2_s5.pdf)ってう資料を作ってるんですもの。しかもその資料によれば、「e-Japan戦略Ⅱ」ってのがあるらしいわ。
…e-Japanの芸術的なコケっぷりへの反省とかが全然出来ていないのね。資料では、いかにも「目標は達成できた」っぽい記述があるんですけれども。突っ込みどころのデパートのような状態で…品選びだけで日が暮れちゃうわ。

結局トータルしてみていて感じるのは「利権の発生と上前の懐への流れっぷり」だけなのよね。
u-Japanって単語と実績がどれだけきちんと出来上がっていくか、ある意味見ものだわ。見世物とか悪夢とかにならなきゃいいんですけれども。