懲りない面々なのか裏が透けて見えてきたのか…

SCOネタよ。

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20064711,00.htm
ライセンス購入も増えてきたみたいねぇ。「勝とうが負けようが裁判沙汰になってコストを払うくらいならそのまえにライセンス購入をしたほうが安くつく」って判断かしら?
まぁ短期的には間違ってないと思うんだけど。長期的に「じゃぁSCOがのさばったらどうするのかしら?」って疑問がなくはないの。もっとも「どのみちすぐSCOは潰れていくから長期的な支払いはありえない」って判断をしている可能性も少なからず存在するんですけれども。
この辺って腹の探りあいよねぇ。

http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20064690,00.htm
まぁ裁判もさらに混迷って感じだし。っていうか「証拠も出さずに言いがかりだけど」よくまぁここまで引っ張ってきたわよねぇ、ってあたしは思うわ。

で。なんかきな臭い話が出てきてるのよね。
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/20040305101.html
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20064693,00.htm
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20064697,00.htm
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0403/05/news018.html
元になってる文書の日本語訳はここよ。
http://cruel.org/freeware/halloween10j.html
なにがきな臭いか少し考えてみましょ。
まずこの文書が出たことが「事故か故意か」って部分。もちろん「MSが秘密裏のやりとりをしてそれが事故で露見してしまい大慌て」ってみなすのは簡単だわ。でも「相手を愚者とみなす」のは愚者の戦略よ? 常に「別の可能性」を考えてこそ知性も磨かれようってものだわ。
じゃぁ「故意」って考えた場合。これもまた「Linux陣営を陥れるため」の戦略とみなすことが出来るの。そうねぇ。簡単なシナリオを一つ書いてみるわ。
Linux陣営は我々を陥れるためにこのような文書を偽造してきた。彼らがこのようなことをすることこそ、我々に技術面での勝ち目がないことを暗示している」。まぁ単純なシナリオだけれどもそれなりに効果はありそうね。でも、もう少しこれを深く考えていくと。別に今回の文書が「真実」でかつ流出が「事故」であったとしても、上記の発言は有効なの。それくらいわかるわよね?
もちろん「嘘であるにしてはあまりにも様々な符合が一致する」という発言は可能だわ。でも「嘘が嘘であるためには如何にも"真実っぽく"見せる必要がある。今回はまさにその好例です」とか言ってしまえば煙に撒けるわ。
結局最終的には「大衆に与える印象値」の問題になってくるの。そしてMSは基本的にその辺の、マーケティングとかプロパガンダとかは得意分野だわ。しかも今回って「SCOを盾にしてる」から負けても問題ないし。
これからどうなるのかが興味深い一件になってきたわね。

そうそう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20040307/141020/
に面白い記事が載ってるわ。確かに「暴走」と見て取ることも可能だわね。でも。暴走って「闇雲に走っている」イメージが強いんですけれども。それが全て「無知蒙昧な輩による」ものだとは限らないわ? 計算づくの暴走は、或いは最も危険なものかもしれないわ?