個人情報ってそんなに「どうでもいい」情報なのかしら?

いくつかのサイトから、半年以内くらいの記事のうちいくつかのURLを探し出してみたわ。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/02/05/2006.html
http://www.mainichi.co.jp/digital/network/archive/200402/05/6.html
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/02/03/1967.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20040202/139213/
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/02/02/1947.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20040123/138648/
http://www.mainichi.co.jp/digital/network/archive/200402/05/4.html
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20031210/137370/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20031119/136657/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/WAT/NEWS/20030921/2/
…信じられるかしら?こんなにたくさんの情報漏えいが起きているのよ? ちなみにTBCとかいくつか、URLを見落としてるのもあるから。実際にはもっとたくさんの漏洩が起きてるんだわ。
ちなみに、ほとんどのケースでは「謝罪文をWebあたりに載せた」だけ。ファミマが一人当たり1000円相当の金券(クオカード)を送ったとか、いくつか「多少の賠償を」したところはあるけれど。
あたしね、よく思うの。何でマスコミが、こういうニュースをちゃんと「普通のTVとかで」やらないのかしら? もっと大々的に取り上げないのかしら? 「特集:こんなにもたくさん起きている個人情報漏洩〜企業の倫理観はどこに?〜」とかって感じで、一時間くらいの特番でとかどうかしら?
日本人って、多分身を守ることにかけては世界でも有数の「鈍い」民族だと思うわ。危険に対する反応がなっちゃないわ。危機感ってもの自体が欠落してるのね。自分の情報が漏れることが「どれだけ危険か」ってわかってるのかしら?
企業の全員とは言わない。でも多くの、特に「おエライ」方々が思ってるのは多分こんなところだわ。
「個人情報漏洩の防止のために金をかけるより、漏洩してから謝罪の一つでも出したほうが安上がりだし、それで問題もないし、もみ消せるし。だから「問題がおきてから謝罪する」でいいじゃないか。何が悪いっていうんだい?」
まぁそうなるわね。あたしの目の前でこんな発言したら「あんたの存在そのものが罪悪で、公害で、ガンなのよ」って言って差し上げるんだけど。
なんだかんだいって、企業って経済原理で動いてるわ。個人情報漏洩だって結局はその一環。「漏洩対策費」と「漏洩したときの流出するコスト」との天秤がつねに彼らの頭の中にあるんだわ。もちろん、その天秤が鋭いやつも鈍いやつもいるわ。でも、鈍いやつにもわかるくらい「流出したらヤバイんだ」って状況になれば、少なくとも企業は「否が応でも」対策を練りだすと思うの。役所は…風評がその辺のカギを握ってるのかしら?
だから、あたしは「危険である」ことと「情報漏えいが起きたこと」を叫び続けるのは重要だと思うわ。もっともそれで「業務威力妨害」とかいわれちゃうのかしら? すてきだわぁ。そんなにしてまで「他人を犠牲にして」自分の利益を確保したいのね? そういうのを「ダニのような輩」っていうのよ? 人として恥ずかしいって感情、ほんの1mmほども持ち合わせが無いのかしら?
法律もコンピュータシステムも、すべては「人が作った」ものに過ぎないわ。そして人が作ってるものには「ミス」があって、作る前提の「行いたい思想」が存在するわ。思想の部分への考察を怠るのも、システムを「絶対だ」と信じるのも、どちらも幸せなくらい愚者だわ。
自らが望む本質を常に考察しつつ、その本質を反映させるべきシステムへのハックを常に欠かさない、ってのが大切なの。
この辺、男を磨いていくのとか女を磨いていくのと変わらないわ。あんた達、もっと頑張っていい男になるのよ。よろしくってかしら?