太鼓もちって大抵ぶっさいくなのよねぇ

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html より
デジタル放送の課題:楽天とTBS、どうして同じことが繰り返されるのか

ですって。ちょっと興味があるタイトルだから読んでみたんですけれども……最低だわね。
取り合えず切り込んでみるわ。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html より
◇コンテンツはテレビ局が抱え込んでいるわけではない
テレビ局のエンターテイメント系のコンテンツをネット上で使いたいという気持ちはよく分かる。特にバーチャルのショッピングモールを展開することで成功した楽天にとっては、リアルな郊外型のアウトレットモールにおけるようなシアターを持ちたいという気持ちも分かる。
しかし、春先のライブドアとフジテレビの攻防の際に語られたように、いくらテレビ局との関係を強化したところで肝心のコンテンツが出てこないことは明らかである。いくら著作権問題の処理が難しいのだと説明しても、結局はテレビ局が抱え込んで放さないのだろうという勘違いは変わらないようだ。

えっと。勘違いではなくて「テレビ局に著作権を、或いはせめて著作権へのポインタを集中させるべきだ」っていうだけの話じゃなくってかしら?
そうじゃないと結局「作りっぱなしで二次利用も出来ずに美味しい資産が無駄に腐り果てていくだけ」になってしまうのよ?

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html より
確かに、春先の頃と、現在とでは、テレビ局のネットに対する姿勢は変わりつつあるように見える。もともとテレビ局は、一度制作した番組を地上波だけの放送で終わらせることなく、複数の媒体に二次利用を行っていきたいという気持ちは強く持っている。5年前と比べれば、驚くほど変わったのが、ネット利用者の急増ぶりである。流通させる機能に関しては、ネットは大変に大きな効果を持つ。

あらそうかしら? 見ている限りでは結局のところしがらみとか慣習とかっていう鎖に囚われっぱなしにしか見えないんですけれども。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html より
当然のことながら、テレビ局としては過去に制作した番組をネット配信することによって、十分な利益が上がるのであれば、ネットに配信したいと考えている。

利益、ねぇ。「誰の懐に入る」ものなのかしら?
それはもちろん

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html より
しかし、経団連を通じて発表されたネット利用における暫定料率は、多くのタレントたちの権利を保護いるための著作権団体である音事協(社団法人日本音楽事業者協会)がOKしていないままである。NHKも含めて上記のような形で民放から出てきているコンテンツには、権利関係の複雑なドラマなどは非常に少ないままなのである。

からもわかるように「著作権料中間搾取寄生団体」のお偉方に入るものなのよね。
で、愚かなのがここから。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html より
ある意味では、音事協の言い分も分かるのである。著作権保護の仕組みがきちんと確立していない中で、Web上に人気タレントの絵が表示されてしまうと、翌日には台湾あたりで、そのタレントの顔がプリントされたTシャツが一着100円くらいで売られてしまうからである。

あら。それじゃ「Webに載っていない今なら売られていない」とでも思っているのかしら?
で、結局

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html より
きちんとした著作権保護技術によって守られた形でネット配信がなされるのであれば、単純にネット配信についてのギャランティーを支払うことにより著作権団体の了解を得られる可能性も大きい。IP方式による地上波放送の再送信も検討されている段階にあるだけに、テレビ局から著作権団体に対する辛抱強い説得を待つというのが、現状の正しい対応の仕方であったのだろうと思われる。

っていう、最低な発言につながるのよね。
大体、昨今の音楽関連の著作権周りを考えても、著作権の保護ばかりを視野に入れたすけべぇ心たっぷりの発想がどれくらい愚かで将来に向けてドロを投げているのかってのが、普通の神経ならわかりそうなものなんですけれども*1

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20051107org00m300112000c.html より
ところが、そうした努力が行われている最中に、またもや著作権処理の難しさも理解せずに、資本の論理だけでテレビ局と組めれば、コンテンツも入手できるだろうと考える事業者が登場してきてしまった。楽天の登場時期、および資本の論理による登場の仕方は、相手側のテレビ局もさることながら、その背後にいる著作権者たちに不信感を抱かせるだけであり、まさに時代に逆行するものであったといえるだろう。

あら? 記者なら文章はもうちょっと気を配っていただけないかしら?
不信感を抱いているのは著作権者じゃなくって中間搾取団体じゃなくってかしら?
それとも「中間搾取団体により一層の搾取をされてしまう」ことに対する不信感、なのかしら?


もちろん、じゃぁ三木谷さんの経営手段とかそのあたりって、あたしは「最低」だと思ってるの。だって楽天のサイトとかその内部とか見たら一目瞭然じゃなくってかしら?
ただ、それでも彼らが「テレビコンテンツをWebでも活用したい」ってのは、それはそれなりによい方向性だと思うの。
というか、いい加減寄生虫の皆様もあきらめて昇天なさってみてはいかがかしら?
よろしかったら、あたくしが素敵なお茶会を開いて差し上げてよ。ジャージー種のミルクに、とびっきりの茶葉。ウバやセイロンも捨てがたいんですけれども、あたくしのお勧めはGRAND BOIS CHÉRI。そうして、もちろんミルクティにはたっぷりの、あたくし特性の粉砂糖。きっと楽しくて有意義なパーティーになること請け合いだわ*2


*1:もちろん普通じゃない、節足並みの寄生虫な皆様にはご理解いただけませんわよね。まぁ梯子状神経で考察するにはちょっと難しすぎるかしら?

*2:息をしてるだけで害をなすような連中が一気に逝くんですもの