これだから使いにくいのよねぇ

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20050917/221333/
PHPのお話よ。無料とはいえ会員登録が必要なPageですから、ちょっと引用を絞りながらになってしまうの。ごめんなさいね。


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20050917/221333/ より
PHPウォッチ】第20回 早くもPHP6の開発がスタート,PHP 5.0.5はセキュリティ・ホールなど139件のバグを修正
…微妙だわねぇ。もちろん「活気のある開発」自体を否定するつもりはまったくないの。
ただ…アプリケーションではなくてプログラム言語がここまで動きまくるのってどんなもんなのかしら?
特にこのあたりが気になるわ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20050917/221333/ より
PHP 5.0系は,基本的に新機能の追加は行われないことになっている。本バージョンにおいても大きな機能追加は行われず,主な変更点はバグ修正となっている。前のバージョン(5.0.4)がリリースされてから既に5カ月以上が経過していることもあり,139件と多くのバグ修正が行われている。
140件弱。結構な量よね。
で、何がどんな風に変わったかについてはChangeLogがあるんですけれども。その和訳は http://www.eth.jp/hiki.cgi?PHP-Changes-5.0.5 で見れるわ。これは日本PHPユーザ会さま ( http://www.php.gr.jp/ ) からたどり着いたわ。
でまぁ拝見したんですけれども…なんかすごい内容がたくさんあるわ。


はっきり言って、あたしは「業務でPHPを使うこと」を否定しているの。それは、どうみても「枯れていない言語である」からなの。
言語自体としては、どちらかというと「面白い」と思うわ。PHP5になって、気になっていたオブジェクト周りもまたよくなったっていうのもあって、「個人的に趣味で使う分には」とてもよろしいと思うの。
ただ…業務として使うことを考えると、各バージョンアップ時における修正のあまりの多さなど、問題点が多すぎるの。複数の現場で「マイナーマイナーバージョンをひとつあげただけでプログラムが動かなくなった」っていう話を耳にしているのも気になるところだわ*1
あと、これは厳密には言語の問題じゃないんですけれども。PHPをなさっている方の割合に多くが「MVCって概念を異次元のかなたまで吹き飛ばす」ような、HTMLとプログラム部分が「渾然一体と交じり合って」いるコードを書くってのも気になるところだわね。


言語って結局は「道具」なの。そうして、あらゆるものがそうであるように、言語もまた「万能」ではなくて、常に「状況によって選び出す」ものなの。
万能薬が、銀の弾丸が、どの業界にも存在しないように、当然のごとく言語にも存在しないの。
あなたはちゃんと「状況に応じた道具」を臨機応変にチョイスしているかしら?

*1:まぁ「PHPが悪い」のか「プログラムの組み方が悪いのか」が微妙ではあるんですけれども