賢しいんじゃなくて小賢しかったのね?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20050527/161628/
OZのサイト、OZmail周りのお話の続報よ。


http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20050527/161628/ より
不正アクセスの手口については「ほぼ特定できているが,類似の不正アクセスを誘発しかねないため,侵入手口は公表しない」(スターツ出版)という。またセキュリティ対策については「過失はなかったと考えている」(同)としている。
ほーっほっほ。「類似の不正アクセスの誘発を危惧する」手口が開けっ放しの状態で「セキュリティ対策の過失はなかった」のね?
さすがは浅はかな女どもだわねぇ。あっという間に馬脚を現してるわ。


それにしても…まさか危惧していたものがこんなに早くやってこようとは、いくらあたしでもちょっとびっくりよ?
そうねぇ。これを「カカクメソッド」とか名づけてみようかしら?
カカクメソッド
・クラックされた瞬間のある時間軸内において「過失のない十二分なセキュリティが行われていた」と公言*1
・サイトは一時期閉鎖、適当なタイミング*2での再開を行う
・クラック手法に対する詳細は一切報道しない
これが基本的な流れよ。
そうして、カカクメソッド
・詳細を明かさないので「そのサイトがセキュリティ的にどんな愚かな状態でも」一定以上のクレームを避けることが出来る
・あわよくば「情報の隠匿はセキュリティに重要だ」と勘違いする愚者どもから一定の賞賛を受ける
・場当たり的な修正でも取り合えず隠せるために問題なくサイト再開が出来る
・総じて「内容よりもイメージが先行しがちな市場」において「イメージダウンを避ける」ことが出来る
といったメリットがあるの。


ノーガード戦法で対司法レベルでの問題点を解消しつつ、対市場向けにカカクメソッドを用いれば、きっとどんな企業でも無敵よ?
こんな戦法を思いつくなんて、やっぱり価格.comは「賢者*3の買い物」が出来るサイトだわ。
…ふぅ。取り合えずしばらくの間は「地雷が増える」ってことかしらね?

*1:実情が伴う必要はミリグラム単位でないわ。重要なのは「公言する」ことよ?

*2:一般の方やヌルいセキュリティ技術者が「ああきっと修正したんだな。大変だなぁ」って錯覚できる程度に時間を空けるのが望ましいわ?

*3:無駄な知識しかなくて融通が利かなくて汎用性にかける存在:(c)スレイヤーズ