利便性って、あらゆるものを犠牲にしてでも追求したいものなのかしら?

http://it.nikkei.co.jp/it/njh/njh.cfm?i=20040716s2001s2
いつも思うんですけれども…どうしてこういう連中って「いい面だけを」追っかけようとするのかしら?
確かに、記事を読んでいても様々な利便性が存在しているのは分かるわ。行政の端末があちこちにあって、それこそ24時間体制で動いていただければ、それによる恩恵は素晴らしいものがあると思うの。
でも、じゃぁ日本の行政が電脳化していない理由の全てが「彼らが無能で動きが鈍いから」だけなのかしら?


無論利便性の追求は大切だわ。ただ、だからこそ、専門家が注目し注力し注意を払うべきなのは「安全性」や「リスク管理」なんじゃないかしら?
それをしたり顔で「ほら便利」ってだけの発言で話をすすめていったら、それこそとんでもないことになるわ。それくらいのことが分からないのかしら?


で、いつものごとく、この記事を書いている人間をチェックしてるんですけれども。
「前川 徹 富士通総研 経済研究所 主任研究員」
まぁご大層な肩書きだわ。ただ、経歴を見るに…この人って「経済学者」なのよねぇ。間違っても技術を語れる経歴じゃないわ。まぁ「情報処理振興事業協会IPA) セキュリティセンター所長 (兼)技術センター所長」ってのはご愛嬌だわね。笑い話って言ってあげてもいいわ。…っていうか、こんな人間が技術センターの所長とかやってるからIPAもあんなに杜撰な組織なのね、って別の感想をもっちゃったんですけれども。
ちなみに自分のアピールで


http://www.fri.fujitsu.com/activities/economic/person/maegawa.htmlより
また1997年から1999年までIPAのセキュリティセンター所長であったことから、情報セキュリティ分野についても一応の知見がある。
とか書くのは止めていただけないかしら。あんたがセキュリティ周りに知見があるなんて「とんだ勘違い」よ?
著書を見ても…まぁすけべぇ心あふれた素晴らしい本のタイトルが並んでるわ。


経済学者や法律学者。そういった人たちが技術を語ること自体は、あたしは素晴らしいことだと思っているの。そうして、一部の謙虚な人たちはとても真摯に技術を学ぶか、あるいは少なくとも学ぼうとしているわ。そういった姿勢はとても素敵だと思うの。
でも、こういう「バカセ」な連中が「なんとなく組織に所属している経歴があるから俺は詳しいんだ」みたいな勘違いでスットンキョウな意見をさもまともそうに発言しているのって、あたしは嫌いだわ。そういった連中の発言にはどこにも責任ってものがないんですもの。
どうして「反対している連中がそこまでやかましいのか」を、もう少し真剣にとらえて、考えていただけないものなのかしら?
それとも一度、あたしとティーパーティーでもしてゆっくりお話してみるかしら? そのときは特製のマジパン細工でも召し上がっていただけると思うわ。