「初心者向け」ってなんなのかしら?

なんか最近よく見るのよねぇ。「難しかった**もこれで簡単に!!」「これで今日からあなたもプログラマー」などなど。
これの亜種としては「新しい開発手法を発明。これで簡単に開発が出来る」「開発がスムーズに出来るソリューション完成」「今までの手法は間違っていた。これが正しいソフトウェア・モデルとアーキテクチャだ」。
これって結局「高度なことをやりたいけど勉強とか面倒な手間は省きたい」っていうことよね?
そんなもの無理よ。当然でしょ?


別に「効率化」が悪いとは、それは全然思わないわ。「きちんと基礎を把握している人間」が「工数削減のために」効率化を図るのは義務だわ。鉄則だわ。やらない輩なんて、据え膳を食わない男より使い物にならないわ。
でも、まだ学びの途中にある子たちが「闇雲に」使うものじゃなくってよ? 効率的な手法っていうのは。
学びの途中にある子たちは「遠回りして」「苦労して」、効率化の重要性をまずはしっかりと体で学ぶべきだわ。苦労したからこそ、効率化が出来たときの達成感が蜜の味になるの。努力という対価を払うからこそ、最高級の女を抱けるのよ? あら? それとも男に抱かれたいかしら? それでもよろしくってよ?


たとえどんなに「使うツールが便利」になっても、だからっていきなり自分のレベルが上がるわけじゃないの。ツールは所詮ツール。自分に内在するパワーを外に引き出す道具でしかないわ。もちろん内在するパワーの引き出し方にも効率ってものはあるの。だから「中上級者」なら、より効率的なパワーの引き出し方と、それにみあったツールってのは重要になってくるわ。
でも、学びの徒に必要なのは「パワーの増大」よ?
最近「**ソリューション」やらなにやらで正直目障りなものをたくさん見てるわ。そんな小手先をどうにかする前に、まずは自分自身をしっかりと鍛え上げなさい。
「僕、脱いだらすごいんです」なら素敵だけど「僕、脱いだらカスいんです」じゃ誰も見向きしなくってよ?