暴利は続くよどこまでも

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/17/13645.html
http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba002008112006
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/09/22/13380.html
素晴らしいわ。「人々の生活を豊かにする文化芸術の振興のために」必要な、著作権に関するエトセトラ、よ?
著作権っていうのは、それはそれはもう、大切で重要でしかたがないものなの。
でも、その著作権は、なんと作者の死後、たった50年で途絶えてしまうの? これって物凄く奇妙なことじゃなくってかしら?
それに気づいた、著作権寄生虫用宿木団体が、素晴らしい共同声明を発表なさったの。


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/09/22/13380.html より
著作権関連16団体、著作権の保護期間を「死後70年」に延長を求める共同声明
日本文藝家協会など著作権関連16団体からなる「著作権問題を考える創作者団体協議会」は22日、著作権の保護期間を現在の「死後50年」から「死後70 年」に延長することを求める共同声明を発表した。協議会では声明を文化庁に対して要望として提出し、法整備を求めていくとしている。
協議会に参加しているのは、日本文藝家協会日本脚本家連盟日本シナリオ作家協会日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会、日本漫画家協会日本美術家連盟日本美術著作権連合日本写真著作権協会日本写真家ユニオン、日本音楽作家団体協議会、日本音楽著作権協会JASRAC)、音楽出版社協会日本芸能実演家団体協議会日本レコード協会日本歌手協会の16団体。
素晴らしいわ。著作権という、いかにも耳ざわりのいい文化的に聞こえる、影で何やったってなにも言われなさそうな素晴らしいカモフラージュワードに対して、きちんとした*1法整備を要求されているの。
これってとても有意義なことじゃなくってかしら?
しかも。ちゃんと下々にも配慮なさっていて。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/09/22/13380.html より
一方で、保護期間の延長により著作物のパブリックドメイン化が遅れることの影響について三田氏は、「例えば文学では『青空文庫』という、ボランティアの方々により著作権の切れた作品をネット上に公開するという取り組みがあります。これは作家にとっても大変ありがたいことで、作家がなにより求めているのは、 1人でも多くの読者に出会いたいということ」と語り、こうした取り組みに対しては十分に配慮していきたいとした。
具体的には、著作権者側と利用者側の調整機関を設けることや、著作権者のデータベース化などを進めることで、著作物を利用したいという要望に対して円滑に応えられるようにしていきたいと説明。三田氏は「著作物を利用しようと思っても、許諾を求めるためのコストの方が、著作権の使用料よりも高くなってしまうというケースもある。そのために早くパブリックドメインにして利用できるようにしてほしいという主張もあるだろうが、我々としてもコンテンツを利用してほしいという気持ちは同じ。著作権がコンテンツ利用の妨げにならないようにしたい」と語った。
なんていう風なこともおっしゃってくださっているの。
「十分に配慮」!! 「調整機関」!! 「著作権がコンテンツ利用の妨げにならないようにしたい」!!
素晴らしいわ!!
或いは。もしかしたら。万が一。努力の甲斐も虚しく、結果がほんの少しばかり伴わない「かも」しれなくても。それでも一応「配慮」し、「調整」して、著作権が利用を妨げないように「したい」。
なんて思いやりに満ち溢れた玉言なのかしら?
これだけの美辞麗句を述べられたら、結果なんて考えもせず、ただ唯々諾々と、無考察に無思考に、それをありがたいと感じなくてはいけなくてよ?


と。これだけ、寄生虫な連中がご配慮くださっているのに。
なんと、神をも恐れぬことに「異を唱える」連中がいやがるの。とんでもないことだわ?


http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba002008112006
「議論尽くさない著作権保護期間の延長にNO」・作家や弁護士らが団体発足
まぁまぁ。いったいどんな馬鹿連中が異を唱えているのかしら?


http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba002008112006
著作権管理団体などが音楽や絵画などの著作権保護期間を現在の死後50年から同70年に延長するよう求めていることに対し、慎重な議論を呼びかける団体が8日、作家や弁護士らが中心となって発足した。文化庁に保護期間延長についての議論を求める要望書を同日提出。今後シンポジウムなどを通じて問題提起する。インターネットなどで過去の著作物を利用できる機会が増えるなか、権利の保護強化を訴える立場と利用促進を図るべきとする立場の間で議論が本格化しそうだ。
64人の発起人を集めて設立したのは「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」。8日に都内で開いた記者会見で、世話人骨董通り法律事務所弁護士の福井健策氏は「20年延長してもクリエイターの創作意欲が高まるとはいえない。結局誰のためにもならない」と権利保護強化についての疑問を投げかけた。
「作家や弁護士らが中心となって発足した」? あらあら? 一体全体どういうつもりかしら?
いいこと? 物の作成にはひとかけらたりともまったく全然関わってないけれども、著作権という制度に寄生なさっていて、濡れ手で粟の盗人の如き「著作権関連16団体」の皆様が、素晴らしいご提案をなさっているのよ?
それを高々、著作権を実際に所持していて創造を真に行っている、いわゆる「文化芸術のために粉骨砕身している」だけの、高々作家如きがなにをわめいているのかしら?
そういうのを「お門違い」って申し上げますのよ?


http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba002008112006
欧米で保護期間を死後70年にする国が増えていることについて福井弁護士は「70年としているのは著作権に関する国際条約『ベルヌ条約』加盟国の3分の1にすぎない」と指摘。「著作権を巡る過去10年で最大の問題」だとして、延長問題をきっかけに著作権と文化のあり方を広く考える機会としたいと述べた。
まぁまぁ。物を知らない弁護士ったらないですわねぇ?
いいこと? 全体の1/3とかっていうのはどうでもいい事ですの。重要なのは「著作権が延期されることでどれだけ実入りが多くなるか」ですのよ?
その見入りの多くは*2著作権を所持なさっている方々に分配されるんですもの。そのほうが望ましいことなんじゃなくってかしら?
ええもちろん、ほんの僅かばかり*3の、雀の涙のごとき、猫の額の如き手数料を頂戴するのは当然よね?
それとも「ベルヌ条約なんて時代遅れの発想を持ち込む時点で…」とかって申し上げたほうがよろしいのかしら?


http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba002008112006
発起人として参加した劇作家や美術作家のなかからは、自分の作品が著作権法で守られる立場にも関わらず、保護期間について「死後50年でも長すぎる」「作品が生まれてから50年ぐらいでいい」といった意見も出た。福井弁護士も「クリエイターの多くは保護期間延長に疑問を抱いているのでは」と話した。
劇作家の別役実氏は宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」を戯曲に使いたいと長年交渉したが、著作権保護期間が切れるまで使えなかったという体験談を披露。「その後アニメや劇などさまざまな形でシナリオとして使ったことで、原作自体が活性化したはず」として、期間延長の効果への疑問を語った。
あらあら。なんて見当違いな発言をなさっているのかしら?
いいこと? 著作権法で守られているのは、寄生虫の如き「権利保護団体の皆様の」崇高なる権利なの。
高々、ご自分でものを創造なさったくらいで、著作権を保持なさっているくらいで、ご自分の権利なんか振り回してはいけなくってよ?


http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba002008112006
著作権切れの小説などをネットで公開する「青空文庫」を運営する富田倫生氏は「保護期間延長は文化財の価値を大きく削ぐ可能性がある」と指摘。過去の小説をネットを利用して提供することで、お年寄りなどにも文字を拡大して見せたり点字にして読めるようにしたりできるメリットを強調し、「著作権制度は幅広い利用を促進することが目的のはず」と訴えた。
著作権制度は幅広い利用を促進することが目的のはず」?
ええそうよ当然じゃない。「寄生虫の皆様が幅広い利用のための金品の強奪を促進することが目的」なのよ?


でも、えらいわねぇ。
そんな愚かな「権利保持者」のために、それでも懇切丁寧に、PDFを出して、啓蒙活動をきちんと促進なさってらっしゃるわ?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
NPO 日本文藝著作権センター
文藝著作権通信
ですって。しかも


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
皆さまの権利に関わる重要な報告とお願いが記載されています。
ぜひ最後までお読みください。
ときたもんだわ。素晴らしく高尚な、素敵な匂いがしないかしら?*4


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
特集/著作権保護期間の延長を求める共同声明
2006年(平成18年)9月22日、日本文藝家協会など16団体による「著作権問題を考える創作者団体協議会」(囲み記事参照)は記者会見を開き、著作権保護期間の延長を求める声明を発表しました。会場でのマスコミ関係者との質疑応答の後、同協議会の有志が文部科学省文化庁に赴き、声明文(要望書)を提出しました。
著作権の保護期間は、日本の著作権法では著作者の死後50年と定められています。これは世界の百ヵ国以上が加盟しているベルヌ条約において、保護期間が50年と定められていることを受けたものです。従来はこの50年が世界標準であったのですが、1990年代に入って、世界の先進主要国では次々に保護期間が延長され、別掲のように、その他の多くの国でも、70年か、あるいはそれ以上の保護期間が設定されています。つまり、いまや70年というのが、世界標準として定着しているといっていいのです。
素晴らしいわねぇ。完璧な理論展開だわ?
あら? そこにいるのはミッキーね。どうしたのかしら? ええおめでとう。貴方の名前を冠してる律がおありになるのよね? どうしたのよ急にいらっしゃるなんて…ちょっとびっくりしてよ?


ごめんなさい急に友人が来てしまったもので。
お話を続けますわ?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
作家の創作活動を促し、励ます要因を「インセンティブ」といいますが、多くの作家は目先の収入を求めるのではなく、芸術として長く評価されることを期待し、そのことを目標として創作活動に励みます。ですから芸術を愛し、創作に命を捧げようとする作家にとって、「インセンティブ」とは、金銭ではなく、将来の評価だということになります。だからこそ、保護期間の延長というものが、作家にとっては重要な「インセンティブ」となるのです。
すばらしいわねぇ。作家の先生方の創作活動を出来るだけ支援したい。その熱い衝動が彼らを突き動かしているのね?
そうして、


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
諸外国がすでに70年に延長しているのに、日本だけが50年のままだということでは、重大な問題が生じることになります。まず日本の作家の作品が50年を経過すると、欧米では著作権フリーになってしまうということが起こります。日本の文学も最近は諸外国の人々に読まれるようになりました。美術や音楽だけでなく、とくに漫画やアニメが、日本の重要な輸出品目となり外貨を稼いでいます。従って、著作権の保護期間が短いということは、多大の損失をもたらすことになります。
というお話につながっていくのね。
そうねぇ、とてもそれは重大な問題だと思いますわ?
お話はさらに現状への憂いに移っていくわ?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
残念ながら、最近はコンテンツとして芸術作品を利用することも多くなったインターネット関連の業界には、芸術というものへの理解がうすく、特許権などと同じように保護期間は短く設定すべきだと主張する方々も少なくありません。著作権のためにコンテンツの流通が阻害されていると苦情をいう人もいます。保護期間を延長してほしいというわたしたちの要望も、たやすく実現されるものではありません。
そうねぇ。青空文庫とか寝言をほざいているような連中や、故人のものを戯曲として使いたいだなんて、どんだけ了見を違えていると思っているのかしら?
そんな愚かな連中の短絡的な主張をけちらかすためにも、しっかりした質疑応答が必要だったのね?
素敵だわぁ*5


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
Q、保護期間を延長しても当の作家は死んでしまっているわけですから、作家の創作意欲につながるとは思えません。
A、作家も人間ですから、目先の金銭のために仕事をすることもあるでしょう。しかし芸術というものは、長い時間をかけて評価されるものだということも、多くの作家は自覚しています。目先の金銭よりも、長く芸術として評価される作品を作りたいという思いが、偉大な芸術作品の創造につながるのですし、またそうした個々の作家の努力が、その国の芸術文化を発展させることになるのです。
ええそうよ。著作権寄生団体の構成虫も人間ですもの。長い時間をかけて「評価というお金をすべてをすべて吸い上げる」ことが、偉大な芸術作品の創造やその国の芸術文化を発展させることにつながるのよ?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
Q、保護期間の延長は一般の読者にどんな影響をもたらすでしょうか。
A、作家が目先の利益ではなく、長く評価される芸術性を求めるようになれば、多くの人々が豊かで多様な芸術作品を享受できます。また諸外国に対しても誇りとなるような芸術作品が創造され、これからの国際社会で胸を張って自国の文化を紹介できます。また保護期間が延長されれば、研究者の努力による研究成果を踏まえた全集が出る可能性があり、文化遺産としてより深く味わうことができるようになります。保護期間が切れたからといって、文庫本の値段が急に下がるということはありません。逆に保護期間が延長されたからといって、読者の皆さんにご負担をおかけすることはないと思われます。
あら? そんな「一般読者の影響」なんて何の意味があるのかしら?
そんな無意味な質問をするから、お答えがどうしても「保護期間とはまったく関係のない」内容になってしまうのよ?
いいこと? とにかく著作権っていうのは「豊かで多様な芸術作品を享受でき」る「国際社会で胸を張って自国の文化を紹介でき」る素晴らしいものなのよ?
何も考えず、お上の言うことだと思って大人しく従うことこそが肝要なの。お分かりかしら?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
Q、「ミッキーマウス法案」という言葉があるように、著作権保護期間の延長に対しては、一般の利用者からの反対の声も大きいのではないでしょうか。
A、これはアメリカと日本だけの特殊な事情なのですが、映画については、著作権が監督などの個人ではなく、映画会社に帰属しています。個人と違って企業の場合は、死後何年というかたちで保護期間を設定することはできません。そこで公表後何年という数え方をします。アメリカの場合は95年(日本は現在70年)で、これが長すぎるというご批判があるようですが、ヨーロッパの場合は、監督、シナリオライター、ダイアローグライター、オリジナル音楽の作曲家の四人の全員が亡くなってから70年ということですから、アメリカの95年が必ずしも極端に長いというわけではありません。いずれにしても、今回わたしたちが要望しているのは、映画を除く著作権の保護期間の延長であり、あくまでも個人に帰属する権利です。
これも愚かで、だから「きちんとご回答いただけない」質問の好例よね?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
Q、著作権の切れた名作をネット上で公開している「青空文庫」などのボランティア活動が難しくなるのではないですか。
A、昨今の出版状況を見ると、評価の高かった名作も、短期間で絶版となるケースが少なくありません。オンデマンド出版や、出版社によるテキスト文書の配信、あるいはイメージ(本の版面を写真で撮影したもの)による配信など、ネット販売の可能性も検討されていますが、「青空文庫」などボランティアの皆さんの活動も、作品をのちの世の人々に残す貴重な試みであると思います。ネットで作品に接した読者が、復刊を要望して(復刊ドットコムなどのサイトがあります)、本が出るという可能性も考えられます。このことをご遺族に説明すれば、保護期間内の作品をネット上に公開することも可能ではないでしょうか。ご遺族としても、財産権としては機能しなくなった作品については、無償でもいいから、より多くの人々に読んでもらいたいという思いをお持ちのはずです。これからの課題ですが、ボランティアの皆さんのご要望と、ご遺族のご意向を確認しながら、わたしたち著作者としても、ネット公開に積極的に関わっていきたいと考えています。
えらいわぁ。鬼門とすら言える「青空文庫」に対して、きちんと言及なさっているわ?
ポイントは…「期限が切れた後についての言及しかしていない」あたりかしら?
或いは「を要望して(復刊ドットコムなどのサイトがあります)、本が出るという可能性も考えられます。このことをご遺族に説明すれば、保護期間内の作品をネット上に公開することも可能ではないでしょうか」あたりかしら? うまく売れれば、また著作権料が吸い上げられますものね。「努力は他人。利益は自分」。素晴らしく徹頭徹尾、一環した主義だと思いますわ?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
Q、インターネット産業の関係者から、著作権がコンテンツの流通を阻害しているという声があがっていますが、これに対してはどのように考えればいいでしょうか。
A、学習教材などの部分的使用も含めると、作品使用の数は膨大になります。これらのすべてに許諾を求めるとなると、そのためのコストも大変で、利用者(ネット業者など)に大きなご負担をかけることになります。これに対しては、日本文藝家協会著作権管理部の管理事業など一括許諾のシステムを拡充し、さらにデータベースの整備なども必要だと考えています。これによって、保護期間に関わらず、すべての著作物の利用が円滑に運ぶように努めるとともに、法制度を見直して、公共性の高いものについては補償金制度への移行(許諾は必要ないが使用料は払う)も検討しなければならないでしょう。現行のように、著作権が切れたから自由に使うということではなく、保護期間内のものでも円滑に利用できるシステムを確立すれば、利用者のご負担を軽減できるものと考えています。
とんでもないお話だわ? ほら、だからまた、回答がずれていらっしゃるでしょ?
それにしても、すごいわねぇ。さりげなく、ここにまで補償金制度への移行のお話をもりこんでらっしゃいますわ?
これでがっちりと「二重取り」への下ごしらえができましたわね?
「保護期間内のものでも円滑に利用できるシステムを確立すれば」、きっと「懐にぽっぽないないできる甘い汁を吸い上げる負担」が軽減できましてよ?
素晴らしいご配慮の数々だわ?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
Q、共同声明に加わった16団体の中には、レコード会社や実演家など、著作隣接権の団体も加わっています。著作隣接権の保護期間延長も要望するのですか。
A、著作隣接権は諸外国でも、保護期間は50年と定められています。従って、わたしたちが要望している著作権の保護期間のように、「国際的なレベルに合わせてほしい」といった要望はできません。しかしわたしたちは、レコードや映画については、著作者だけでなく、歌手や俳優、さらには技術スタッフまで含めた、さまざまな人々の協力によって、芸術の創造が実現できると考えています。従って、今後とも隣接権の問題も含めて協議を進めていきたいと考え、今回の声明に加わっていただくことにしました。
あら? レコードとかってのはとても「うまみのある」ところですもの。もちろんはずすわけないわよねぇ?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
Q、日本と戦勝国との間には「戦時加算」というものが設定されています。日本の保護期間が延長された場合、この戦時加算はどうなるのですか。
A、日本は敗戦国です。その戦後処理として各国と平和条約を結ぶ時に、著作権に関して10年余の「戦時加算」を設定しました。現状では諸外国が70年、日本は50年ですが、これに戦時加算の10年余が加わるので、実質的には60年余(国によって多少違います)で保護期間が切れることになります。この折衷案のような状況が、外国からの批判を緩和するという効果があったのかもしれませんが、同様の敗戦国であるドイツやイタリアには「戦時加算」といった制度はなく、日本だけがいまだに敗戦を引きずっているということになります。しかし日本の保護期間が20年も短い状態で、「戦時加算」の撤廃を求めることはフェアではありません。まず国内の保護期間を世界標準に合わせてから、個々の戦勝国と個別に交渉すべきでしょう。そのためにも、国内の保護期間の延長を急がねばなりません。
そんな、自分の収入が減るような「アンフェア」なもの、亡き者にするのが当然じゃなくってかしら?


http://www.bungeicenter.jp/NPO007.pdf より
Q、記者会見を開き、省庁に要望書を提出したあと、どのような展開が予想されますか。保護期間の延長が認められる可能性はあるのでしょうか。
A、著作権法の改正のためには、文化庁著作権分科会、およびその下部組織の法制問題小委員会で審議する必要があります。まず議題として取り上げていただき、審議会で意見を述べ、さらに文化庁で法案を検討していただいた上で、国会で承認されるためには、長い道程が必要です。その間、この問題を世論に訴え、充分に話し合いを続けた上で、国民の皆さまのご理解を得る必要があります。しかし、諸外国がすでに70年になっているという現状を広く世の中に訴えれば、ご理解は得られるものと確信しています。また別掲のように、年ごとに著作権の保護期間が終了する作家が多数あることを思えば、一日も早い法律改正が必要なことはいうまでもありません。そのために努力を続けたいと思います。
ええ、ええ。まさにここですわね。
年ごとに著作権の保護期間が終了する、つまり言い換えれば「甘い汁のが減少する」状況が多数あることを思えば、一日も早い法律改正が必要なことはいうまでもありませんことよね?
そのために、彼らは「努力を続けたいと思います。」っておっしゃっているのよ?


相変わらず、


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/17/13645.html より
iPodがMDの代替機器として普及」私的録音補償金管理協会が調査報告
私的録音録画小委員会」第6回会合が開催
私的録音録画補償金制度の抜本的な見直しに向けた検討を行なうために、文化審議会著作権分科会に設けられた「私的録音録画小委員会」の第6回会合が、 17日に開催された。今回の会合では、私的録音補償金管理協会(SARAH)と私的録画補償金管理協会(SARVH)が、デジタル録音録画機器の利用実態をまとめた調査結果が報告された。
なんてお話も活発に進められているわ?
どんな調査かわかったもんじゃないんですけれども*6、厳正なる梯子状神経な連中のお調べによれば


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/17/13645.html より
携帯音楽プレーヤーへの保存楽曲数は、Webでは平均372.2曲、郵送では平均327.8曲。CD-R/RWに録音した楽曲数(Webでは102.4 曲、郵送では95.4曲)や、MDに録音した楽曲数(Webでは89.1曲、郵送では94.1曲)と比べて、3倍以上に達している。
PCに音楽を保存している人は、Webでは75.5%、郵送では47.6%。PCに音楽を保存した理由で最も多かったのは、Webでは「携帯音楽プレーヤーで聴くため」が52.2%、郵送では「CD-R/RWで聴くため」が53.3%で、ともに半数を超えた。
とかってお話が出てくるんですもの。そりゃ


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/17/13645.html より
SARAHは、「携帯音楽プレーヤーの著しい市場進出に伴い、デジタル録音に使用される機器・媒体が、従来のMD中心から変化しつつある。MDの代替機器として、iPodなどの携帯音楽プレーヤーが普及しているという見方が正しい」として、携帯音楽プレーヤーを私的録音補償金制度の対象にすべきであるとの考えを示した。
って見解にもなろうってものだわね。
幸い、一般人*7


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/17/13645.html より
それによれば、デジタル録画機器の普及率は約27%。インターネット利用世帯に限定すると、普及率は約69%に達した。テレビチューナー付きPCの普及率は約6%だった。同機器の所有者のうち、過去1年間でテレビ番組を録画した人は約96%。録画頻度は、「ほとんど毎日」が約32%で最も高く、週に1度以上録画するという人は約82%を占めた。過去1年間にデジタル録画機器でテレビ番組を録画した理由では、「外出等の理由」が9割、「見たい番組の重複」が 8割程度。「保存用の録画」という回答も約82%と高かった。


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/17/13645.html より
私的録音録画補償金制度の認知度では、全体の約28%が知っていると回答。同制度を認知している人に、補償金の対象機器・媒体を尋ねたところ、 DVDなどの録画用記録媒体を挙げる人が約60%で最多。次いで、DVDレコーダー(HDD内蔵型)の約39%、DVDレコーダー(HDD非内蔵型)の約 34%、D-VHSの約27%、VCR(デジタル・ビデオ・カセットレコーダー)の約27%となっている。


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/17/13645.html より
また、私的録音録画補償金については、全体の約48%が必要と回答。補償金の支払い方法としては、約72%が「録画のために購入する機器や媒体の価格に比例したお金を払う仕組み」を好ましいと答えた。一方、「支払いは僅かまたは不要とする代わりに、録画を厳しく制限される仕組み」を肯定する人は 28%にとどまった。補償金の支払いは不要とした人の理由では、「私的使用は本来自由であるべきだから」が全体の約67%で最も高く、「権利者側の必要に応じて技術的に複製が制約されているから」が約16%で続いた。


http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/10/17/13645.html より
コピーワンスの認知度は全体の約38%。コピーワンスの必要性については、「不便になるが、不正利用を防ぐためにはやむを得ない」が約56%で半数を超えたが、「とても不便であり困る」は約32%だったという。

だそうですし*8


いずれにしても。皆様の生活にもある程度密接に関わっている著作権という世界で、これだけの暗躍と格闘が行われているの。
そのあたりを認識した上で。きちんと「正しい選択」を迫られてしまうのね?
あなたは何を選ぶのかしら?
あたしはもちろん「正義」を選ぶわ。でも…残念だわぁ。虫には興味持てないほうなのよねぇ。
どうかしら? いっそあたくしが飼って差し上げますから、みなさまこちらの「甘い水」でも御飲みになりませんかしら?
においがしないように、丹念に火炎放射器で消毒もして差し上げましてよ?


*1:「誰にとって」きちんとしてるのかしらねぇ?

*2:「多く」ってのも便利な単語だわねぇ。百分率の一桁前半でも「多く」って言えるんですもの。比較対象を明示していないだけにね

*3:これも便利よねぇ。ええほんの僅かですわ。

*4:肥溜めのほうがマシって感じの、ゼニゲバ亡者の最高に嫌な臭いが漂ってそうだわねぇ

*5:それがちゃんと「会話」になっているのなら

*6:「郵送調査の一次調査が33,182件(他団体が実施した調査結果を利用)」ってのもすごいんですけれども、母数が書いてないってのはもっとすごいわねぇ…

*7:どこの一般人なのかしら?

*8:どこの大本営発表かしら?

被害状況って拡大はしても縮小はしないのよ?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061113/253479/
まぁ大概馬鹿なお話だわねぇ。とりあえずまず、タイトルからいくわよ?


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061113/253479/ より
XSS脆弱性は危険,Cookieを盗まれるだけでは済まない」専門家が注意喚起
いったいどういうタイトルなのかしら?
突っ込む前に入ってきた本文に…思わず目を疑ってしまったわ?


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061113/253479/ より
「クロスサイト・スクリプティングXSS脆弱性を悪用された場合の被害例としては『Cookieを盗まれる』ことがよく挙げられる。しかし,実際にはもっと深刻な被害を受ける恐れがある。管理者や開発者はその危険性を十分に認識して,対策を施す必要がある」――。京セラコミュニケーションシステムのセキュリティ事業部 副事業部長である徳丸浩氏は11月10日,ITproの取材に対して,XSS脆弱性の脅威を強調した。
「よく挙げられる」と「それ以外は存在しない」とが………多分つながってるのよねぇ。でなければ


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061113/253479/ より
例えば,「(自分たちが運営している)携帯電話向けサイトでは(携帯電話上では)スクリプトは実行されないから大丈夫」や「うちのサイトではCookie を使っていないから,XSS脆弱性があっても被害に遭わない」――といった話をユーザー企業から聞かされることがあるという。
なんていう、溶け出した脳がエンドレスに阿波踊り踊るような、素敵な発言はそうはできなくってよ?


そうねぇ。友人が言ってた、こんな一言を思い出すわ?


XSSでもしJavaScriptが動かせるとすると。
それってようは、今流行りのAjaxが動かせるって事ですよね?

ちなみにその子が阿呆な替え歌作ってたわねぇ。「情報盗り放題」とかって言ってたかしら?


結局のところ。
多分「大丈夫だよ」ってのたまう殿方はきっとどんな危険をも辞さない、いわゆる「冒険野郎*1」なのね?
きっと。目を閉じて耳をふさいでいれば、どんな危険も近寄ってこないんだわ?
そうやって「目の前の毒蛇を知覚的に遮断」して、どんな目にあうのかしら?
きっと、甘美なその牙がぶち込まれるその瞬間までは幸せでいられるのよね?


「絶対的な危険が判明したから対応する」のではなくて。「危険の可能性を可能なかぎり排除する」のが基本だと思うの。
それとも、よっぽどご自分の認識能力に鉄壁のご自信でもおありかしら?


まぁ、そんな堅い話はちょっと横においておいて。どうかしら? あまぁいロイヤルミルクティでも飲んでいかないかしら?
あたくしの特製のミルクティを飲めば、きっととても心が安らかになりましてよ?

*1:「野郎」って単語を蔑称的に使うのってめったにないのよ? あたし的には

そういえば語源は「非道」だったわねぇ

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/
いわゆる「ソーシャルブックマーク」ってやつなのかしら?
存外に多くの方が「参考になる」とかって書いているの。…あまりの、その後の状況の惨たらしさを思うと、思わず目を伏せてしまったわ?
「此の道に至らんと思はん者は、非道を行ずべからず」
とはよくもまぁ言ったものだわねぇ*1
まぁ…このあたりって運よねぇ、正直なところ。


*1:この場合の非道ってのは「専門外」って意味なんですけれどもね。

対象が見えないんじゃ主題も主体も失われてしまってよ?

http://d.hatena.ne.jp/openpne/20061001/1159726262
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/
ちょっとだけご無沙汰だったわね。あたしは元気だったわ。あんた達はどうだったかしら?


最近多い「小ネタ」シリーズ。本日の御題は「オブジェクト指向」よ?
いい加減この辺に耳や頭を傷めてる殿方も沢山いらっしゃるんじゃなくってかしら?
たまたま見つけた二つの素敵な文章をちょっと紹介してみるわね。準備はよろしくってかしら?


まずは、先日 http://d.hatena.ne.jp/Lucrezia/20060913#p1 で紹介差し上げた、素晴らしい理念*1をお持ちでいらっしゃるOpenPNEの開発ご担当者様のPageからご紹介いたしますわ。

http://d.hatena.ne.jp/openpne/20061001/1159726262 より
classを使うか否か
classを使うか否かも議論に出たんですが、
「また今度にしよう」と2.6ではとりあえず見送り。

まぁすごい英断だわぁ。昨今、ヘタしたら「オブジェクト指向知らなきゃプログラマじゃないよね」くらい言われかねないこの業界でこれだけ正面きって真っ向から向き合って反論なさるんですから、きっと素敵なご高説があるに違いなくってよ?
さぁこれを読んでるあんた達、しっかりと素晴らしいメッセージを読み取るのよ?

http://d.hatena.ne.jp/openpne/20061001/1159726262 より
xoopsとかeccubeとかのソース見てみたんだけど、
class使うのめんどくないすか?
なんかオブジェクト作って、どうこうとか。
下記に各アプリのメール送る処理を抜粋してみたんだけど、
関数一発で呼べた方が簡単じゃないすかね〜
どすかね?

大切だわねぇ。プログラマにとって「面倒ごとを避ける」ってのは、とてもとても重要な事だわ?
昔から「怠惰はプログラマの美徳の一つ」って言われているくらいですしね。
それにしても…サンプルコードがまたなんとも言えず素晴らしいわ。とにかく見て頂戴?

■openpne
$params = array(
"c_member" => db_common_c_member4c_member_id($c_member_id_invite),
"sid" => $session,
"invite_message"=> $message,
);
return fetch_send_mail($pc_address, 'm_pc_syoutai_mail', $params); 

まぁ素敵とても簡単に記述できるのね?
確かに「関数一発で簡単にcall」出来てらっしゃるみたいですし。とても素晴らしいことだと思いますの。
もちろん、コレをご覧の、極々一部の、統計的には無視してもかまわない程度の微細な割合の方々が「ほかのXoopsとかのサンプルと設定してる情報量違うから比較にならねぇじゃん」とか「ハッシュ配列に設定してるんだからかわんねぇじゃん」とかっていう呟きをなさらないとも限りませんわ?
或いは、心配性も度を通り過ぎて病的なくらいにまでいっちゃった方々が「メソッドなら名前間違えてもわかるけどハッシュ配列で名前間違えたらバグ探し大変なんだぞ」とか叫んでらっしゃる声が聞こえなくもありませんの*2
でも、この「ハッシュ配列に設定したらなんとなく色々変更もしやすくて便利だよ」的手法は、Perlのころからの素敵な手法だわ? これは素晴らしい手法だからちゃんと覚えておかなきゃダメよ?*3


或いは、もうちょっと別の、頭ん中が机上の空論でうまってるような方なら、こんなことをおっしゃるかもしれないわ?
「継承とかmultiple instanceとかpolymorphismとかの利点全部把握した上で言ってるのか?」
あらあらダメよいきなりそんなに相手のこと決め付けちゃ。
もちろん、あたしだってデータの隠匿性とかデザインパターンまで絡めたあたりの便利さ加減とか気にならなくもないわ?
でも、きっとそれらすべてを「熟知して研究し尽くした結果」として、きっと彼らは「classを使わない」って結論になったにきまっているわ?
まちがっても、そこらへんの凡百っていうかボンクラな連中にありがちな「生兵法でかじってみて美味しくないから使えないって勘違いしてる低脳な愚者集団」ではないはずだわ?*4


きっとこれからも、非オブジェクト指向的なプログラミングで、素晴らしく有意義で価値のあるソフトウェアを組み上げて行かれるのね。それはとても有意義で素敵なことですわね。
あたくしとしては…なんていうのかしら…騙される大勢の方々に心からお悔やみを差し上げますわ。


そうして、そんな風にオブジェクト指向が隆盛な中で*5。これもまた素晴らしい名文*6が登場いたしましたの。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/ より
初心者がJavaを“超高速”で学ぶためのコツ

素晴らしいわぁ。大抵「時間を踏み潰して作ったもの」に大抵ろくなものはないんですけれども。
でもきっとIT Pro様の記事ですもの。きっと一味も二味も違ってよ? *7

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/ より
皆さんの中には,「いまどきJavaくらいできなきゃねぇ〜」と言われてからもう何年も過ぎちゃった…なんて人も多いのではないでしょうか。いつ何時「新しいプロジェクトはJavaでいくから」なんて上司に言われたりしないか,内心ドキドキしてる方もいらっしゃるでしょう。私が受け持つJavaの授業でも,受講生の方からそういった悩みをよく聞きます。

あらあら。筆者様は講師の方なのね。素晴らしいわ教える事を生業にしていらっしゃるだなんて*8

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/ より
なぜJavaの学習がなかなか進まないのでしょうか。残念ながら「Javaのスキルが上がらない」という方の多くは,「データとアルゴリズム」「Javaの文法」「オブジェクト指向」の三つをきちんと学べていないようです。

そうねぇ。よく言われる話なんですけれども。「プログラミング」そのもののお勉強とかってのは、言語の勉強よりもはるかに圧倒的に大切なものなのよね?*9

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/ より
特にやっかいなのが「オブジェクト指向」です。Javaの文法はオブジェクト指向と密接に結びついているため,「卵が先かニワトリが先か」――「オブジェクト指向を学ぶのが先か」「Javaの文法を学ぶのが先か」――という問題に直面するのです。

あらあら。それは大きな勘違いだわねぇ先生様も大変だわねぇ。
まず「考え方としてのオブジェクト指向」を理解して。文法なんてのは二の次三の次でよろしいでしょうに。そんな区別もつかない人を相手にすると本当に大変そうだわぁって思いますの*10

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/ より
この問題を嫌う講師の中には,「先にC言語などの勉強をはじめた方が効率がよい」という方もいます。しかし,この意見には少し異論があります。なぜなら, C言語のエキスパートがきれいなJavaプログラムを書くとは,必ずしも言い切れないからです。つまり,C言語の先入観が,逆にJava言語の習得に足かせとなることがあるのです。

これはかなり難しい問題だわねぇ。
現実問題として「C言語をしっかりとなさってる殿方の多くがオブジェクト指向で躓く」事実は、これは存在いたしますの。
結局のところ「オブジェクト指向ってのが裏側でどんな風に動いているかが分からないから組めない」っていうのが一番初めの躓きね。あたしを含む何人かはこれを「C言語でクラスを実装する」ことで克服したわ?*11
次に躓くのは「やっぱり無駄が多いと感じてしまう」。…これはちょっと難しいのよねぇ実際オブジェクト指向プログラムってある程度「無駄の多い」ものですし。
ただ、その無駄の変わりに得られるものに気づけばいいんですけれども…ってのがあるわね*12
っていうあたりを鑑みてのご発言なら、それは素晴らしい慧眼だと思いますの。ええ本当よ?


次のPageに行ってみるわね?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=2 より
◆ STEP1
クラスとインスタンスの違いをイメージとコードで理解しよう

あらまた大事なところ来たわねぇ。そうねぇこの辺の理解って重要よ?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=2 より
Javaを超高速に学習するには,「オブジェクト指向におけるクラスとは何か」を考えずに,まずはメモリー上のプログラム領域として「クラス」と「インスタンス」を理解するようにしてください。

まぁ素敵。さっそく引っ掛け問題ね?
そうねぇ…間違えているのはまず「「オブジェクト指向におけるクラスとは何か」を考えずに」の部分ね?
基本的な思想をはずした状態で物事を理解しようとしても、それは無駄が多いだけじゃなくて間違える可能性も随分と高くなってしまってよ?
ええもちろん初歩的でごくごく当たり前のことだとは思いますし、こんな簡単な引っ掛けに引っかかる人もそうはいないと思うんですけれども。
あとは…ここね。「メモリー上のプログラム領域として「クラス」と「インスタンス」を理解するように」。
インスタンスは当然メモリ上のものですけれども、クラスはただの設計図ですから、この表現は明らかにおかしいんですもの。
でも…これは確かに、クラスとインスタンスとの違いをちゃんと認識していないと引っかかってしまうかもしれなくってよ? まぁ随分と怖い引っ掛け問題じゃなくってかしら? こんなハイレベルな方がいらっしゃっただなんて…ちょっと惚れてしまいそうよ? *13

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=2 より
「クラス」とは「変数(フィールド)」や「メソッド」をひとまとめにした,一つのプログラム単位でしかありません。そして,その部分だけ言えば,クラスとインスタンスに大きな違いはないのです。では,クラスとインスタンスはどこが違うのかといえば,それは「生成のされ方」または「性質」が違うということになります(図2)。
「クラス」といった場合,そもそも元になるものは,拡張子.classでできたクラス・ファイルです。そして,プログラムの中でクラスにアクセスすると,このクラス・ファイルが読み込まれて,メモリー上に配置されます。これに対して,インスタンスの方は,すでにメモリー上に配置されているクラスから生成され,クラスとは別の領域に作られます。このとき注意する点として,クラスは一度クラス・ファイルから読み込まれてメモリー上に配置されている限り,同じクラス・ファイルが別に読み込まれることはありませんが,インスタンスの方は,メモリー容量が許す限り,クラスから同じものを複数作り出せる点にあります。

あら。なるほどさっきの引っ掛けはここで二度も三度もしつこいくらいに出して「いい加減気づけよ変だって」って言ってくださっているのね?
ちょっと甘い感じがしないでもないんですけれども、でも優しい男ってのも悪くはないとおもうわ?
図の中にある「クラスはクラス・ファイルから生成される」って書き方も「言語仕様とオブジェクト指向を混ぜると危険だ」っていうことへの再三の警告なのね?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=2 より
【超高速ポイント】
クラスとインスタンスは,共に変数とメソッドをまとめた単位でしかない。その違いは,クラスがクラス・ファイルの読み込み後に唯一つだけ生成されるのに対して,インスタンスはその生成されたクラスから複数生成できる点にある。

これは…わかったわ? これはあたし達の「ツッコミビリティ」を試しているのね?
さぁあたくしのために存在する道化たち、ちょっとやって御覧なさい?


道化1:「クラスがクラス・ファイルの読み込み後に唯一つだけ生成されるのに対して」
道化2:「それはクラスの読み込み云々じゃなくてGoFのSingletonパターンやんけ。だれが騙されるかい!!」


ちょっとストレートに過ぎるんですけれども。まぁよしとしてあげても「よろしくってよ?」

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=2 より
まず(a)のクラスAでは,変数(フィールド)やメソッドにstatic修飾子が付いています。つまりこれらは,クラス変数やクラス・メソッドで「クラス側」に作られます。

まぁ随分と細かい部分にまでひっかけを残してくださっているのね?
これは「static修飾子に関する知識」がないと難しそうね?*14

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=2 より
【超高速ポイント】
 クラスはメモリー上に一つだけ生成される。その利点を最大限に引き出すクラス変数,クラス・メソッドを作ること。

やだわぁ先生様ったら。こんなところまで、微に入り細に入り地雷しかけなくてもいいんじゃなくってかしら?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=2 より
図4●Integerクラスのクラス・メソッドとインスタンス・メソッド

ここもそうなんですけれども。きちんと生徒さんが「クラスメソッドじゃなくてstaticメソッドないし静的メソッドですよね?」って突っ込まないと、閻魔帳にでも書かれてしまうのかしら?
お気持ちが分からないでもないんですけれども、ちょっと地雷の数が多すぎやしませんかしら?
でもまぁここでへこたれるのもオカマがすたるってものよね?
次頑張ってみるわ?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=3 より
◆ STEP2
配列を正しく学ぼう

あら。配列はそうねぇ基本の一つだわねぇ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=3 より
たいていのJavaの入門書は,配列に対して,どうも歯切れがよくありません。その理由として,配列がインスタンスであることや,Javaでは多次元配列のインスタンスが作れないことなどが主な原因ではないかと,私は思っています。そのため「Javaでは多次元配列のインスタンスを作れません」と言うと,いまだに驚く人がいます。

ここは…やっぱりcontainer関連のお話にまで持ち込まないといけないのね?
それとも…まさかjava.utilのcontainer関連のクラスとあちこちのframeworkのcontainer系のクラスとの差異とかにまで言及しなくてはいけないのかしら?
まぁ多次元配列関連のお話が「ここで簡単に片付く」って話は絡めるとして、なんですけれども*15
あとは…ここかしらね。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=3 より
Javaの配列を理解するポイントは,「配列は参照型*6である」という言葉に集約されています。この言葉の意味がわかりにくければ,「配列は一種のクラスである」と考えると理解しやすいかもしれません。

の「配列は一種のクラスである」。一瞬読み流してしまいそうだわねぇ。突っ込むべきは「一種はいらない」よね?


次のPageにいくと…まぁ素敵。あちこちで困っていることを教えてくださるみたいよ?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
初級編
オブジェクト指向
Javaの関係を学ぶポイント

大切だわねぇ。このあたりのポイントはちゃんと押さえていきたいわ?*16

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
Java言語の攻略を進めていく過程で,必ず大きな壁となるのが「オブジェクト指向」です。巷にはオブジェクト指向の良書があふれているにもかかわらず,多くの初心者が「オブジェクト指向は難しい」と答えます。

まぁさっそくいつもの引っ掛け問題ね?
これは簡単だわ。答えは「巷にはオブジェクト指向の良書があふれている」よね?
これは皆さんとても苦労なさっておりますもの。簡単に気づくんじゃなくってかしら?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
中には「オブジェクト指向は理解している」そう答える人もいますが「ではポリモーフィズムを利用してクラスを設計してますか?」と聞くと,急に自信無さそうにしてしまいます。

これも簡単だわねぇ。答えは「ポリモーフィズムを利用してクラスを設計」ね?
きちんと用語を踏まえていれば簡単に気づきそうなものなんですけれども。このあたりで「知ったふりをしているだけかどうか」が判断できる、なかなかに穿ったよい引っ掛けだと思いますわ?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
確かにオブジェクト指向はすばらしい概念ですが,Javaのプログラムからオブジェクト指向を利用する場合,使い方を間違えると意味をなさないどころが,逆に使い物にならないプログラムを作ってしまう危険すらあります。

これも簡単だわねぇ答えは「Javaに限らないんじゃなくってかしら?」ね?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
◆ STEP1
カプセル化を取り入れよう

ちょっと見、地雷のない文章が続いて、思わず引っかかりそうだったわ?
なかなかのテクニシャンよねぇ。ちょっとすごすぎてよ? 答えは 「図5●変数とメソッドをprivateにしてカプセル化する」に隠されていたの。
「コンストラクタに複数の引数をもたせてるのが大体おかしいのよね?」*17
これが正解ね。間違って「コンストラクタがprivateなのも」「データは必要に応じてアクセッサを用意すべきだわ?」って突っ込むと、その後の文章で突っ込み返されてしまうの。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
と,このようにカプセル化とは,実に簡単なものですが,当然このままでは使い物になりません。コンストラクタをprivateで宣言していますらインスタンスが作れませんよね。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
とりあえず,ここではコンストラクタだけ,publicにすることにしましょう。これで,他のパッケージのクラスからでもインスタンスを作れるようになります。ところが,まだ問題があります,このままでは,データの変更ができません。年齢は毎年増えていくので,フィールドageが外部から変更できないと不便です。しかしカプセル化の観点から見ると,もしpublicにして公開してしまうと,あり得ない値(例えばマイナス値など)が代入される可能性が出てきます。なんとかカプセル化を維持しつつ,外部に公開することはできないものでしょうか。
そこで,登場するのが「アクセサ・メソッド」です。

先生の、ちょっといたずらな笑顔が浮かんできてしまいそうよ?
続いて継承に移っていくわ?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
◆ STEP2
継承のメリットとデメリットを理解しよう

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
このとき重要なのは,SubClassにアクセスした時点で,スーパークラスであるMySuperがメモリー上に自動的に読み込まれて生成されることです。この「スーパークラスを自動生成」という機能は,サブクラスのインスタンスを生成した場合も同じです。サブクラスをインスタンス化すると,スーパークラスは自動的にインスタンス化されます。

ここも沢山の落とし穴があるわね? このあたりは、クラスとインスタンスの違いっていう「極めて初歩的な理解」さえ出来ていれば勘違いは防げるはずよね?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
【超高速ポイント】
 継承とはスーパークラスの自動的生成と,そのスーパークラスを暗黙にアクセスできるようにする機能のことである。

ここにもしっかりと「チェックポイント」があったわねぇ。すごい量だわ…。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=4 より
そもそも継承は,「ソースコードを再利用する」という目的があるはずでした。しかし実際は,自動的にインスタンスが生成されるので便利であるとか,暗黙にアクセスできるという程度でしかないのです。なぜなら,コードを再利用したいだけなら,クラスの中で別のクラスをインスタンス化すればいいからです*10。

あらこれはちょっと、始めての子にはハイブリッドすぎやしないかしら?
もちろん、慣れてる連中なら「基本はこっちだよねっていうか最近は継承を可能なかぎり忌避する方向性だよね」って突っ込めるんでしょうけれども。


…とはいえ…流石にこれだけの量があると息切れしてきてしまいそうよ?
ちょっとざっくりと省略しながら進んでいくわ?
次は「オーバロードとオーバライド」のお話。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=5 より
【超高速ポイント】
 オーバーライドの特徴は,参照する変数がスーパークラス型であったとしても,サブクラス側のメソッドが呼ばれるところにある。

このあたりが分かりやすくも大きい地雷ポイントかしら?
次のポリモフィズム

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=5 より
【超高速ポイント】
 ポリモーフィズムとは,同じメソッド名のメソッドを実行すると,違う処理が行われること。

ね。…あらやだ。ポイントが悉くチェックポイント化してるのね?
ある意味分かりやすいとは思うわぁ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=5 より
【超高速ポイント】
 インタフェースは,単一継承の問題を解決しつつポリモーフィズムを実現する,一種のスーパークラスである。

ここもそうですし。


さて…後半ざっくりと割愛しちゃったんですけれども。そうねぇ

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060927/249181/?ST=develop&P=6 より
いかがでしょうか。Javaを“超高速”に学習するヒントを見つけていただけたでしょうか。今回紹介したポイントは,どれも「知っていそうで,実は詳しく知らない」という内容に絞っています。今後,Javaの学習中に,どうしてもつまずいて先に進めないようなら,今回の「超高速ポイント」を見直してみてください。きっと,その先へ進むヒントが隠れていると思いますよ。

素晴らしい出来だと思いますわ。いかにも正しそうに見えてあちこちにたっぷりと、それはもう潤沢に隠されている問題点をどこまで突っ込めるかで自分のスキルも見えてきますし。
今まで突っ込めなかったところが突っ込めれば、それで成長の度合いも図れてしまうんですもの。
流石は、日経BPスクールで記事を書いていらっしゃったり、工学研究社とかってところでも教えてらっしゃったり*18する先生様だけのことはありましてよ?
しかも、何冊か書籍もお書きになられ、雑誌にも執筆なっている上に、プログラム言語のセミナーやSE向けの新人研修、通信教育やeラーニングをしている 有限会社メディアプラネット ( http://www.media-pra.net/ )の社長様でもあらせられるみたいなんですもの。
あのなんともいえない絶妙な、量と質とを見事なまでに兼ね備えた地雷は、やっぱり「役者が一枚上手」って感じだったんですもの。なんだかすごく得心が行ってしまったわ?


そうねぇ…これだけ素晴らしいものをおつくりになる方にあたくし如きが…とは思うんですけれども。
せめても一言あるとしたらこれくらいかしら?
「基礎の基礎から一通り全部やりなおしてらっしゃい?」
ネクタイの締め方どころかボタンのつけ方一つすら知らないような愚鈍な輩がファッションについて語っても、虚しさが恥を伴って絡みつくだけよ?
今の自分を知る。そうして、今にふさわしい装いとその先を見つめ、歩むことが出来る。それが出来る男だけが魅力的な殿方になり、それが出来る女だけが…あたしの邪魔を出来るのよ?

*1:崇高な理念って大抵厄介ごとしかうまないのよねぇ

*2:それはそうとして…なんでメール送るのにsession idとか必要なのかしら? 本気で意味不明だわ?

*3:実際現場でよくあるのよねぇ「ハッシュのキー値をtypoして」ってバグ見つけるのに壮絶に苦労することとか。一回火傷でもすりゃ少しは…忘れちゃうのかしらねぇ馬鹿だと。

*4:まぁマトモにclass設計できてりゃglobalとかってあほみたいなもの使う必要はないですものねぇ。結局、globalって「データの流れが追いきれない」から使ってるだけですし。それを考えると、先日の「session使わずhiddenで情報を回す」なんて狂気の沙汰も理解はできるわねぇ。

*5:どんな風に隆盛なのかしらね(邪笑

*6:迷文? 謎文? いっそ冥文かしらね?

*7:実際一味も二味もちがうのよねぇ。…困ったことに。

*8:大抵実務経験に乏しくてロクな教育しないのよねぇ…困ったことに。

*9:で、あんたいつになったらそのネタ書くのかしら? そのうち催促に伺って差し上げても「よろしくってよ?」

*10:生徒さんが、ね。

*11:そういや、あんたこの話も書くって言ってたわよねぇ? とっとと書きなさい? 沢山のファンの皆様が心待ちに期待していてよ?

*12:具体的には保守性よ。あんだけダイナミックな変更に耐えられるっていうのは、始めに分かったときはちょっとしたカルチャーショックだったわ?

*13:こんな文章を平気で載せられるその図太さは本気でちょっとした賞賛ものよね?

*14:…いい加減疲れてきたわねぇ。詳細は後は自分で調べてみて頂戴? たいして難しい話じゃなくってよ?

*15:配列の配列、ってシンプルな手段でもいけるんですけれどもねぇ。

*16:正確にツボ突けば簡単に「眠って」いただけますしねぇ。あたしの流儀ではないにしても。

*17:順番間違えたりとかって事を考慮できないのかしら? 業務系での厄介なバグでこういった「単純な」ところに起因する可能性って低くないのよ?

*18:ソフトウェア技術教育シリーズですって。

頂いたのはただの物質。いくつかの化学式で片付けられてしまう、無機質なもの。
頂いたのはただのモノ。幾許かの金子であがなえてしまう、ささやかなもの。
頂いたのは形のないもの。余人には計り知れないほどの想いと、暗然たる過去がかげろうほどの幸せ。
あなたは、その頂き物をきちんといただけているのかしら?